Oasys、暗号資産の損益計算サービス「クリプタクト」と連携…Oasys上の全ゲーム・アプリにおける自動損益計算が可能に

ゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」は、暗号資産(仮想通貨)の自動損益計算サービス「クリプタクト」を運営するpafinと連携し、Oasys Hub-Layer(Layer1)および全Verse(Layer2)に「クリプタクト」が対応したことを発表した。

今回の連携では、「クリプタクト」がOasysのHub-layer(Layer1)及び現時点で稼働しているすべてのVerse(Layer2)に対応することで、BCGの自動損益計算に対応した。「クリプタクト」は、ウォレットアドレスの入力のみでOasys上のすべてのゲームを含むDappsでの取引履歴を自動で取り込み、損益計算を行う。

また、Web3の家計簿「defitact」もOasysに対応し、ユーザーはOasysエコシステム内でも自分のポートフォリオを可視化できるようになった。これらのサービスにより、ユーザーの複雑な税務処理を容易にするとともに、ゲーム事業者の会計処理にも役立ててできるようになる。

 

■連携背景:世界的に拡大が続くGameFi市場。所得に応じた納税の整備も進む

ゲームにおける収益と「DeFi(分散型金融)」の仕組みを取り入れた「GameFi(ゲームファイ)」の市場が世界的に大きな拡大を続けている。2021年に約90億ドルだった市場規模は、CAGR(年平均成長率)27.13%で成長し、2028年には380億ドルに達すると予測されている。

この市場の成長に伴い、日本では2023年1月に国税庁がBCGでの報酬に関するガイドラインを発表した。このガイドラインによれば、BCGで得た報酬は原則として雑所得に分類され、所得税の課税対象となる。確定申告を適切に行うためには、取引の損益計算を行い、年間の利益額や損失額を正確に把握する必要がある。ゲーム内での収益源はプレイ報酬、NFTの売買、NFTのレンタルなど多岐にわたり、これらの取引の詳細を個人で管理するのは非常にハードルが高い現状に対応する。

 

■両社代表コメント

・株式会社pafin Co-CEO アズムデ アミン氏
過去3年間にわたり、DeFiは驚異的な速さで進化してきました。最初は分散型金融取引のためのエコシステムとして始まりましたが、すぐにコンテンツと体験に関わる取引を包含するように拡大しました。GameFiや、個々人にとっての持続可能かつ蓄積可能な価値の創造は、この進化の流れにおける自然な発展です。Oasysとの提携により、このプロセスを加速し、育成する解決策を提供することを目指して参ります。

・Oasys Director 森山 大器氏
Oasysでは、BCGユーザーにより良いUXを提供するとともに、BCG関連事業者の皆様におけるブロックチェーンならではのあらゆるハードルを取り除き、創造的な開発に集中いただける環境を整備することを目指しています。中でも、暗号資産に関わる税制改正が進む中、暗号資産の会計処理を適正、かつ、簡単に実行したいというニーズは個人・法人ともに大きいと認識しております。「クリプタクト」を利用することで、ユーザーおよび事業者の皆様の会計処理に関わる負担を大幅に軽減することが可能となります。これにより、より多くの日本のユーザーの方々にOasysのゲームを楽しんでいただけることを期待しています。

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