【ゲーム株概況(12/7)】大幅高の反動と米景気悪化で指数大幅反落 焦点は金利動向から外需の弱さに ゲーム関連も年初来安値続出

12月7日の東京株式市場は大幅反落。日経平均株価は、前日比587円59銭安の3万2858円31銭でこの日の取引を終えた。米国景気の冷え込みに対する懸念に加えて、前日の大幅高後とあって幅広い銘柄が利益確定の売りに押された。金利上昇と為替の円高も売り材料になったようだ。明日のメジャーSQの算出を控えて短期筋の思惑も絡み、神経質な展開だったという。

米国の金利引き上げが景気を冷やしているとの指摘が広がり始め、今後の利下げへの思惑が出ていたが、ここにきて米国の景気悪化に加え、中国の貿易統計でも輸入が想定外に減少するなど、外需の弱さに焦点が集まるようになっているようだ。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、ほぼ全面安商状だった。コーエーテクモホールディングス<3635>やオルトプラス<3672>、日本一ソフトウェア<3851>、カヤック<3904>、ユークス<4334>、イー・ガーディアン<6050>、壽屋(コトブキヤ)<7809>、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>が年初来安値を更新した。

また、カプコン<9697>が小幅続伸。みずほ証券が目標株価は6900円から6700円に引き下げたものの、レーティング「買い」を継続した。

このほか、以下のレーティング・目標株価の変更があった。

■みずほ証券
・スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>
レーティング「買い」継続、目標株価9300円→8500円

■東海東京証券
・円谷フィールズホールディングス<2767>
レーティング「アウトパフォーム」継続、目標株価2810円→1950円

このほか、ゲーム関連ではないが、東京楽天地<8842>が705円高の5140円とストップ高。東宝<9602>が同社株を6720円で公開買付を行うと発表しており、買付価格にサヤ寄せする動きとなっている。