【ゲーム株概況(1/5)】カヤックが商いを伴って7連騰 2024年のPS5向け新作タイトルへの期待感でコナミグループが3日続伸 BOIは7日ぶりの大幅反落
1月5日の東京株式市場では、日経平均は4日ぶりに反発し、前日比89.13円高の3万3377.42円で取引を終えた。為替が1ドル=144円台まで円安方向に振れたこともあり、輸出関連株を中心に買いが先行した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、カヤック<3904>が商いを伴って7連騰と強さを見せた。カヤックは、IOC(国際オリンピック委員会)が新設を検討している「オリンピック・eスポーツ・ゲームズ」について、日本に2026年大会の開催を打診していると報じられたことを契機に、子会社のウェルプレイド・ライゼスト<9565>がこの日もストップ高比例配分となるなど急騰していることが株価の上昇要因となっているようだ。
また、プレイステーションの海外向け公式YouTubeチャンネルで、2024年にPS5向けに発売を予定しているタイトルに関する動画が公開され、発売日未定としているタイトルがその中で紹介されたコナミグループ<9766>が3日続伸した。
ほか、ブシロード<7803>やサンリオ<8136>などが買われ、目新しい材料は観測されていないもののNJHD<9421>がストップ高した。
半面、東映アニメ<4816>が3日ぶりに反落し、前日まで6連騰していたバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>は利益確定の売り物に押されて大幅反落した。
ケイブ<3760>やIGポート<3791>などの下げもきつい。
大手ゲーム株では、スクウェア・エニックスHD<9684>やコーエーテクモHD<3635>などがさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766