IMAGICA GROUP、ゲームソフト開発のアプシィを買収…ゲーム関連領域拡大の一環で開発領域に参入

IMAGICA GROUP<6879>は、この日(2月6日)、ゲームソフトの開発をグローバルに提供しているアプシィの全株式を取得したことを明らかにした。取得価額や取得相手については開示していない。2024年3月期の連結業績への影響は軽微となる見通し。

同社グループは、中期経営計画に掲げた5つの基本戦略の1つとして「ゲーム関連事業の拡大」を推進している。同戦略の実現にむけて、2023年4月にゲーム関連事業に特化した会社IMAGICA GEEQを分社化して設立。IMAGICA GEEQを中心に、開発から品質管理までを提供するゲーム制作・サービスE2E(End to End)体制の構築と事業拡大を推進している。

このゲーム制作・サービスE2E体制の中で、同社グループがまだ手掛けていない「開発」領域についてはM&Aと資本・業務提携の2軸での参入を進めており、本件はその1案件となるという。

アプシィ社は、2007年に設立以来、良質な子供向け・ファミリー向けのゲームを中心に開発を手掛け、国内大手ゲームでの開発実績があるだけでなく、北米で根強い人気を誇るゲームソフトの開発も手掛けるグローバルなゲームソフト開発企業。

すでにグローバルのローカライズ事業や品質管理(QA)事業を展開しているUniversally Speaking社と業務提携を締結したことに加え、今回アプシイ社のゲーム開発事業をグループに取り込んだことで、グローバルなゲーム制作・サービスE2Eが提供できる体制が整ったという。今後、同社グループはこの体制の下でゲーム関連事業の拡大を推進する、としている。

■アプシィについて
・会社名:アプシィ
・業種:ゲーム関連ソフトウエア受託開発他
・代表者:代表取締役社長 石塚雅也
・設立:2007年6月
・従業員数:約130名
・資本金:3400万円
・主な顧客:国内外のゲームソフト開発企業