サイバーステップ、GENDAやマルカ、個人投資家らを割当先とする第三者割当増資で2億1800万円調達…「トレバ」のIP景品調達やプロモーションに充当
サイバーステップ<3810>は、2月9日、マルカとエンビリオン、GENDA、ピーナッツ・クラブ、ロードランナー(佐藤類社長の資産管理会社)、個人投資家複数名を割当先とする第三者割当増資を行い、概算で2億1800万円を調達することを明らかにした。ロードランナーには1株381円で13万1200株、それ以外には317円で56万7300株を割り当てる。払込期間は2月27日~29日。
調達した資金は、主に、「オンラインクレーンゲーム・トレバ」事業の開発及び運営費用に1億9800万円、「テラビット」事業のプロモーション費用と「BLACK STELLA PTOLOMEA」事業のプロモーション費用に1000万円ずつ充当する予定だ。
業績面で厳しい状況が続く同社だが、「オンラインクレーンゲーム・トレバ」に調達した資金の大半を投じる考えだ。
収益貢献へ繋がる蓋然性が高い人気 IP 景品の取り扱いを含めた景品仕入予算の増加及び国内外プロモーション活動予算の増加を行うことが2020年5月期における大規模プロモーションに伴う景品仕入数の増加及び使用率の上昇によって過去最高益となった背景からも、収益貢献へ繋がる蓋然性が高いアプローチであり、ユーザーの呼び戻しや新たな顧客層への認知度を高めていくことにも繋がることで、当該事業における売上収益の増加に必要な施策と説明したした。
また、既存タイトルである「テラビット」については、2023年11月16日の配信開始以降、ゲーム内における様々なコンテンツの追加開発を進めている。今後においても継続的な追加開発は魅力的なタイトルの提供に必要な要素としてブラッシュアップを行っているが、加えて著名なインフルエンサーとのコラボ等、効果的なプロモーション活動による顧客層の拡大とユーザー数の増加を目指してまいりたいと考えている。
スマートフォン向け新規タイトルである「BLACK STELLA PTOLOMEA」については、2023年11月30日に配信を開始したものの、接続の問題等による不具合が発生したことに伴い安定的な提供には大幅なメンテナンスの必要性が高いことにより、大規模な改修及び品質テストを進めている。現在、ストーリー及び機能面での追加要素の実装も加えて再リリースを予定しているが、当該内容に伴い再リリース時に合わせたプロモーション活動を進めることにより、待っているユーザーだけでなく広く集客を行うことによる新規タイトルの成長を促進していく。
なお、割当株数は以下のとおり。
・マルカ: 157,700株
・髙森章一: 157,700株
・ロードランナー: 131,200株
・エンビリオン: 31,500株
・GENDA: 31,500株
・ピーナッツ・クラブ: 31,500株
・ライジング・プラネット: 31,500株
・浅原慎之輔: 31,500株
・有元佐康: 31,500株
・宇佐美亮: 31,500株
・市川将: 9,400株
・齋藤次郎: 9,400株
・齊藤徳也: 6,300株
・二田政士: 6,300株
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810