SIE、パスワードに代わる新オプションとして「パスキー」を導入…利便性とセキュリティー強化を両立
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、この日(2月27日)、認証システムのセキュリティ強化のため、パスワードに代わる新オプションとして「パスキー」の導入を開始したことを発表した。
パスキーとは、暗号化を使用して自動的に生成されるデジタル認証情報。オンラインサービスごとに異なる固有のパスキーを用いてプラットフォームやデバイスにログインでき、ユーザーは、パスワードを入力することなくアカウントにアクセスできるようになる。例えば、指紋認証や顔認証、PINなどの使い慣れた画面ロック解除手段を使い、モバイル機器またはPC/Macなどのオペレーティングシステムを介してサインインできるようになる。
パスキーは、強固なセキュリティーに加え、フィッシングなどのサイバー攻撃に対する耐性にも優れており、ソニーグループも加盟しているFIDOアライアンスで策定した「Fast Identity Online(FIDO)認証規格」に準拠している。FIDOアライアンスは、デバイスやプラットフォームにおける総合的な認証のための最先端規格の開発、活用、そして遵守を促進し、現代社会のパスワードへの依存を減らすことに注力する世界的な認証規格団体。
FIDO規格は、IT業界を代表する企業の代表的なプラットフォームやデバイスにおいても採用されており、SIEはこれらの企業や団体のメンバーとともに、FIDOアライアンスの一員として、認証性に優れたサインイン体験を考案してきた。
PlayStationのプレイヤーも、アカウント設定でパスキーを有効にすることで、パスワードを使わずにサインインできるようになる。さらに、同じアカウントでソニーグループの他のサービスを使用されている場合、それらのサービスにおいてもパスキーでサインインすることができる。
従来のパスワードによる管理は、パスワードの放念や漏洩の可能性に加えて、手元のデバイスでパスワードが入力しづらいようなケースもあり、個人情報保護の観点からも、利便性の面においても万能性に欠けるため、SIEに限らず、ITおよびゲーム業界全般の課題のひとつとして取り上げられてきた。
パスワードが持つ課題に取り組み続ける中で、SIEは利便性とセキュリティー強化を両立できる新たな選択肢として、パスキー機能を導入することにしたという。同社では、「パスキーの導入が、PlayStationのゲーム体験を、より便利に、そしてより安全に楽しむための次のステップになる」としている。
▼パスキーでパスワードを使わずにサインイン
会社情報
- 会社名
- 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)
- 設立
- 1993年11月
- 代表者
- 暫定CEO 十時 裕樹