【Steam(6/5)】カプコン『Street Fighter 6』が前日に続いて首位獲得！　それと、DLCとゲーム本編のランキングの関係について。

 6月5日9時50分現在の国内Steam売上ランキングは、カプコン<9697>『Street Fighter 6』が前日に続いて首位を獲得した。現在、「Street Fighter Sale」の一環で本編が50％OFFで提供されており、多くの人が購入しているようだ。また35％OFFで提供されている『Street Fighter 6 - Year 1 キャラクターパス』も8位まで順位を上げてきた。

これに続いてBungie『Destiny 2』も前日と同じ2位だった。こちらも昨日リリースしたダウンロードコンテンツ「最終形態」が13位まで順位を上げてきた。3位に付けた『ELDEN RING』も同様の動きが見られるが、DLCを配信(予約開始)すると、本編の売上が先行して伸び、DLCがそれに続くという傾向がある。

これについてはダウンロードコンテンツを配信するというアナウンスで、それまで遊んでいなかった人がゲーム本編を先行して購入し、続いてダウンロードコンテンツを購入しているのかもしれない。あるいは、ゲーム本編の方が単価が高いのでランキング感応度が高く先行して上がりやすい、という可能性もある。

売上や販売数量などのデータは外部からは見えないのでいずれも推測の域を出ない。ただ、家庭用ゲーム大手の決算発表においてもセールやDLCなどを有効活用することで、リピートタイトルの売上を伸ばしていることが言及されたが、DLCの配信はゲーム本編の売上にポジティブな影響を与えることに間違いはないだろう。

リアルの店舗でパッケージを販売していた時代では、こうした販売手法は実現しづらいものだったが、ダウンロード販売が主流になった現在ならではの手法ともいえるかもしれない、はいいすぎか。

かつて記者が勤務していたゲーム会社で「記憶媒体をROMカセットからCD-ROMに切り替えることで増産や保存が容易となり、長期間にわたってゲームを売り続けることが可能になるというソニーの主張は実現しなかった」という話を社長から何度も聞かされたので、その思い込みが少なからずある。