HUUMとララステーションは、この日(6月5日)、AI技術「リップシンク」を活用した音声翻訳によるクリエイターの海外進出支援で業務提携すると発表した。2024年3月19日、HUUMの山田覚・代表取締役社長とララステーション日本法人の重冨逹也・代表取締役が契約書に調印した。
「AIによる多言語音声翻訳技術」は、多言語に音声翻訳したうえで、その音声に合わせた口元の動きを再現する最新技術で、世界各国で急速に開発が進んでいる。
HUUMは、協業相手にララステーションを選んだ理由として、ララステーションの「AIによる多言語音声翻訳技術」テクノロジーが話者のオリジナル音声そのままで翻訳できることを挙げた。
博報堂DYメディアパートナーズとクリエイター所属事務所UUUMの合弁会社であるHUUMは、ララステーションの「AIによる多言語音声翻訳技術」テクノロジーを活用して、国内コンテンツの海外進出を積極的に後押ししていく。
HUUMは海外で注目されそうなコンテンツを「AIリップシンク」で翻訳し、各国向けのYouTubeチャンネルを立ち上げていく計画で、まずは英語・中国語・韓国語に翻訳していく。
クリエイターがこうした翻訳技術を使用するには、一般的に初期費用がかかる。しかし、HUUMは今回、「リップシンク」テクノロジーを国内に広めるための“中長期的なトライアル"と位置づけ、クリエイター側から費用を徴収しない。かわりに、アドセンス収入をレベリングシェアすることで初期費用をまかなう。
HUUMはまず、人気ユーチューバーの動画から、海外向けコンテンツを展開することで、最終的には「クリエイターの収入も大きく増やせる」としている。
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