6月6日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前日比213円34銭高の3万8703円51銭でこの日の取引を終えた。前日の米国株式市場でハイテク株が買われた流れを受けて、半導体関連を中心に買われた。一時は521円高まで買われたが、後場に入ると上げ幅を縮小した。
こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連株を見ると、UUUM<3990>が年初来高値を更新した。引け間際に一気に買いが入った格好だ。同社と博報堂DYメディアパートナーズの合弁会社であるHUUMがララステーションとAI技術「リップシンク」を活用した音声翻訳によるクリエイターの海外進出支援で業務提携すると発表した。
アカツキ<3932>が反発。前引け間際にプラスに転じ、後場に入っても堅調だった。子会社アカツキゲームスがPC・スマートフォン向けに開発中のゲーム『TRIBE NINE』(トライブナイン)についてSteamストアページを公開するとともに、ウィッシュリスト登録およびクローズドβテスターの募集を開始した。
このほか、サンリオ<8136>やまんだらけ<2652>、フリュー<6238>なども物色された。
他方、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が続落。SMBC日興証券が同社株のレーティングについて「1」の継続としたものの、目標株価を7300円から6000円に引き下げたと観測されている。
また、セガサミーホールディングス<6460>は後場に入ってマイナスに転じた。自社製品画像を学習した画像生成AIとアンケート分析機能を有した生成AI環境を構築し、玩具開発などに利用していくと発表したことが材料視されたが、後場に入って売りに押された。
このほか、前日急騰したcoly<4175>が利益確定の売りに押され、SHIFT<3697>、enish<3667>、モブキャストホールディングス<3664>、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>などが売られた。