【ゲーム株概況(6/25)】『パンドランド』リリースのワンプラS高 UBSの評価手がかりにカプコンとセガサミーに物色 KADOKAWA反発もショートカバーか

6月25日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は、前日比368円50銭高の3万9173円15銭でこの日の取引を終えた。前日の米国市場でダウが底堅く推移したことを受けて、バリュー株を中心に幅広い銘柄が買われた。

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている89銘柄のうち、上昇は62銘柄、下落は25銘柄、変わらずは2銘柄で、上昇した銘柄のほうが多かった。

ワンダープラネット<4199>がストップ高。前日6月24日にゲームフリークと共同開発した新作『パンドランド』をリリースしたことが手がかり材料視されている。

セガサミーホールディングス<6460>が5日ぶりに大幅反発。UBS証券が投資判断「Buy」、目標株価3170円でカバレッジを開始したことが手がかり材料となった。

カプコン<9697>が続伸。UBS証券が投資判断を「Neutral」から「Buy」に格上げしたもよう。

このほか、以下のレーティングや目標株価変更が観測されている。

・スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>
みずほ証券が「買い」継続、目標株価8300円→6000円

・サイバーエージェント<4751>
大和証券が「2」継続、目標株価880円→1100円

このほか、急騰を続けていたメディア工房<3815>がこの日も買われたほか、子会社株式の売却を行うと発表したエイベックス<7860>も大幅続伸。サイバー攻撃後、下落していたKADOKAWA<9468>も反発。ショートカバーが入った可能性もある。

他方、enish<3667>が続落となったほか、アイビス<9343>、ドリコム<3793>、セルシス<3663>などが安い。