モバイルファクトリー、子会社Suishowの元株主から株式譲渡契約に基づく追加対価の支払いを求める反訴が提起されたことを明らかに

モバイルファクトリー<3912>は、8月28日、子会社Suishowの元株主から株式譲渡契約に基づく追加対価の支払いを求める反訴が提起されたことを明らかにした。

モバイルファクトリーは、Suishowの株式を取得するにあたり、2023年5月30日付で、同社の元株主との間で株式譲渡契約を締結し、同年6月12日付で同社を完全子会社とした。

その後、モバイルファクトリーは、本件株式譲渡契約に基づく表明保証に重大な違反があり又は義務違反があったと判断し、2024年3月19日付「訴訟提起に関するお知らせ」で開示したとおり、3月18日付で損害補償等請求訴訟を提起している。

これに対し、今回、元株主は、本件株式譲渡契約に基づき追加対価の支払いを求めて反訴を提訴したとのこと。

モバイルファクトリーは、本件株式譲渡契約を締結後、株式譲渡の対価の一部を支払ったものの、追加対価については、本件株式譲渡契約の定める追加対価の支払条件を満たしていないため、支払い義務を負っていないと判断し、支払いを行っていない。

モバイルファクトリーとしては、元株主の主張は理由を欠くものであり、追加対価の支払に応じる義務はないと考えているという。今後、モバイルファクトリーは、本訴及び反訴にかかる裁判において、正当性を主張し、本訴請求が認められること及び反訴請求は認められないことを明らかにしていく所存としている。

なお、本件（本訴や反訴）により、モバイルファクトリーの連結業績に与える影響が生じることとなった場合には、速やかに開示するとしている。

＜反訴の提起がなされた裁判所及び年月日＞
裁判所：東京地方裁判所
提起日：2024年8月13日

＜反訴の内容及び請求金額＞
反訴の内容：モバイルファクトリーと元株主との間の株式譲渡契約に基づく追加対価の支払請求訴訟（反訴）
請求金額：2億6112万円