【ゲーム株概況(9/5)】上昇47銘柄、下落40銘柄 目標株価引上でセガサミーとSANKYO年初来高値 「真・侍伝 YAIBA」制作のIGポート活況

9月5日の東京株式市場は3日続落。日経平均株価は、前日比390円52銭安の3万6657円09銭でこの日の取引を終えた。米国のハイテク株安や円高基調を嫌気し、一時は680円安となる場面もあった。一時はプラスになる場面もあったが、買いは続かず後場に入って再び売り圧力が強まった。東京エレクトロンやアドバンテスト、ディスコなど半導体関連の下げが目立った。

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている92銘柄のうち、上昇は47銘柄(51%)、下落は40銘柄(43%)、変わらずは5銘柄(5%)で、上昇した銘柄のほうがわずかに多かった。

個別銘柄では、好業績を背景に物色されたアイビス<9343>が上場来高値を更新したほか、セルシス<3663>も年初来高値を更新した。

セガサミーホールディングス<6460>が年初来高値を更新した。みずほ証券が投資判断「買い」を継続し、目標株価を3200円から3500円に引き上げたことが市場の関心を集めているようだ。

みずほ証券が同社株のレーティング「買い」の継続とし、目標株価を2400円から2800円に引き上げたSNAKYO<6417>も反発し、年初来高値を更新した。

タカラトミー<7867>も3日続伸。東海東京証券が投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を3610円から3840円に引き上げたことが材料視された。

IGポート<3791>が反発。前日9月4日、子会社のウィットスタジオがTVアニメーション「真・侍伝 YAIBA」の制作を担当することを発表したことが株価の評価材料になっているようだ。

このほか、マイネット<3928>、カバー<5253>、coly<4175>、フリュー<6238>、モバイルファクトリー<3912>なども高い。

他方、東映アニメーション<4816>が反落。岩井コスモ証券が同社株のレーティング「A」の継続とし、目標株価を3200円から3700円に引き上げた。

Aiming<3911>が大幅続落。コスプレバトルRPG『2.5次元の誘惑(リリサ)天使たちのステージ』(略称『リリステ』)リリース後、利益確定の売りに押されている。

このほか、ANYCOLOR<5032>、enish<3667>、KLab<3656>、ドリコム<3793>などが売られた。