テンダ<4198>のグループ会社であるテンダゲームスは、ヤマダデンキが運営するゲームプラットフォーム「ヤマダゲーム」で、歴史的な富岡製糸場を舞台としたドローンレースゲームを制作した。本ゲームはメタバースプラットフォームSpatial上で公開され、世界中のプレイヤーと一緒にリアルタイムで楽しむことができる。
テンダゲームスは、さまざまなゲームジャンルの開発実績があり、メタバース制作だけでなく、ゲームの企画提案から、仕様作成、実装までを、確かな開発力によりワンストップで素早く形にする、としている。
■取り組みにおける背景
ヤマダデンキは、2019年より「YAMADA Cup eSports」というeスポーツ大会を開催している。これは、eスポーツ発展への貢献に加え、自社の店舗網を活かし、イベントの少ない地方でも大会等を開催することで地域振興を目的とた取り組みとなる。
これまで格闘ゲーム、リズムゲーム、バトルロイヤルゲームなど、さまざまなゲームジャンルを題材としてきたが、新たなゲームジャンルとしてドローンレースゲームに着目したとのこと。
取り組みの第一歩として、「世界中から、誰でも気軽に楽しむことができるドローンレースゲームの展開」を目指し、メタバースプラットフォームSpatialを活用した「ヤマダゲーム」の新コンテンツとして開発を進めてきたという。
その中で、群馬県富岡市の賛同・協力を得ることができ、2024年6月に世界遺産登録から10周年を迎えられた「富岡製糸場」をメタバース上のサーキットとして再現したドローンレースゲームが完成した。
「富岡製糸場」という産業遺産に、メタバースとドローンという先端技術・先端産業を融合させることで、世界中の方に「富岡製糸場」を新しい視点で知ることができるものと確信している。また、今回のドローンレースゲームは、群馬県に本社を置くヤマダデンキの地域貢献にもつながる取り組みとなっている。
■「ゲームスラボ」におけるメタバース関連事業における取り組みについて
メタバースは、新たなビジネス市場として注目が高いものの、一方で費用対効果の見えづらく、一からプラットフォーム構築を行う場合、開発期間も費用もかさむ。「ゲームスラボ」では、メタバース導入を検討されている企業に対し、初期投資を抑えつつ短期に参入を可能にする方法として、既存のメタバースプラットフォーム上に、専用空間を構築する支援を行っている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社テンダ
- 設立
- 1995年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 取締役会議長 小林 謙/代表取締役社長CEO 薗部 晃
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高51億7500万円、営業利益5億4500万円、経常利益5億4700万円、最終利益3億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4198
会社情報
- 会社名
- 株式会社テンダゲームス
- 設立
- 2005年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 中村繁貴
- 決算期
- 5月