【ゲームエンタメ株概況(9/26)】コナミや任天堂、カプコンなど大手ゲームが活況 円安とTGS2024開催で物色 ドリコムが後場急騰

9月26日の東京株式市場は大幅反発。日経平均株価は、前営業日比1055円37銭高の3万8925円63銭でこの日の取引を終えた。前日の米国株式市場でハイテク株が買われた流れや為替の円安を支援材料に買い優勢となった。本日が9月期末の権利付き最終日となったため、権利取りの動きも活発だったという。

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている93銘柄のうち、上昇は72銘柄(77%)、下落は18銘柄(19%)、変わらずは3銘柄(3%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。

大手ゲーム株が一斉に買われた。為替の円安を受けて輸出関連企業として物色されているほか、「東京ゲームショウ2024」の開催が支援材料となったようだ。意欲的に新作発表も行われており、今後の業績貢献への期待が高まっているようだ。

コナミグループ<9766>のほか、任天堂<7974>、KADOKAWA<9468>、カプコン<9697>、ソニーグループ<6758>、スクエニHD<9684>、バンナムHD<7832>、コーエーテクモHD<3635>、セガサミーHD<6460>、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>などが高い。

この中でもコナミグループ<9766>が反発し、上場来高値を更新。子会社コナミデジタルエンタテインメントは、この日の前場場中にMLBとMLB選手会承認のモバイルゲーム完全新作『eBaseball: MLB PRO SPIRIT』を2024年の秋に配信開始することを発表した。

ドリコム<3793>が後場に入って急騰。本日の後場場中にリアルライフ宝探しゲーム『Disney STEP』の先行体験を開始したと発表したことが株価の刺激材料になっているようだ。