coly<4175>は、この日(9月26日)、決算説明会での質疑応答の概要を公開し、アプリストア外の課金サービス「coly ID」によるストアに支払う手数料圧縮効果を聞かれ、具体的な数値は公表してないとしつつ、従来のプラットフォーム決済の手数料約30%と比較すると費用負担は軽くなるため、利益率の改善を見込まれると回答した。
その一方で、coly IDではプラットフォーム手数料の代わりに、ユーザーへのポイント還元を行うほか、クレジットカード手数料についても同社負担となる見込み。それを加味しても改善する方向に働くようだ。また、coly ID経由でのアイテム購入はストアのセールスランキングには反映されないとのこと。
「coly ID」は、アプリストア外の決済サービス。主力タイトルの『スタンドマイヒーローズ』と『ブレイクマイケース』で導入している。クレジットカード以外に、プリペイドカードにも対応しており、今後、対応する決済手段の拡充を予定している。
ここ最近、ゲームアプリ会社は、App StoreやGoogle Playの高額なプラットフォーム手数料を嫌い、アプリ外部に自前のアイテム販売用のECサイトを用意したり、外部の会社に委託したり、ストアを経由しない"野良アプリ"を運営するケースが増えている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社coly(コリー)
- 設立
- 2014年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高50億6400万円、営業損益8億1300万円の赤字、経常損益7億9400万円の赤字、最終損益8億3000万円の赤字(2023年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4175