日本BS放送、24年8月期決算は営業益5%増の20億8300万円 アジアドラマ購入費減、広告宣伝費抑制 アニメ製作委員会の出資配当が増加

日本BS放送<9414>は、10月10日、2024年8月期の連結決算を発表し、売上高122億4100万円(前の期比1.4%減)、営業利益20億8300万円(同5.0%増)、経常利益20億9700万円(同4.1%増)、最終利益14億5500万円(同5.0%増)だった。

・売上高:122億4100万円(同1.4%減)
・営業利益:20億8300万円(同5.0%増)
・経常利益:20億9700万円(同4.1%増)
・最終利益:14億5500万円(同5.0%増)

減収となったものの、増益を達成した。同社では、アジアドラマ放送枠の変更による番組購入費の減少や前年に実施したスタジオ設備更新費用の反動減が主な理由としている。広告宣伝費の抑制も貢献した。

なお、アニメ関連については、アニメ製作委員会からの出資配当が増加したとのこと。今期は製作委員会参加作品を含めて毎クール40作品ほど放送したとのこと。

 

■アニメ関連事業

「ANIME+」枠では、製作委員会参画作品を含むアニメ関連番組を毎クール約40タイトル以上放送している。年末には、ドワンゴ、文化放送とともに主催した『アニメロサマーライブ2023-AXEL- powered by Anison Days』をテレビ独占放送し、6時間一挙放送の特別編成も行った。

また、「AnimeJapan 2024」へのブース出展や、とちぎテレビ主催の「とちてれ☆アニメフェスタ!」に協賛し、それぞれ声優を招いてトークイベントを実施したほか、アニメソング番組『Anison Days』ではリアルコンサートイベントとして「Anison Days Festival 2024」を開催した。

このほかにも人気の2.5次元俳優が繰り広げるトークバラエティー番組『植田鳥越 口は○○のもとTV Season2』では「くちまる 京都~東京 真夏のしゃべくりツアー」と題し、KBSホールと福生市民会館でトークイベントを3公演実施する等、イベント事業をはじめとした幅広い展開を実施した。 

  

■2025年8月期の業績見通し

2025年8月期の業績は、売上高123億1400万円(前期比0.6%増)、営業利益20億0400万円(同3.8%減)、経常利益20億3200万円(同3.1%減)、最終利益14億0700万円(同3.3%減)、EPS78.97円を見込む。

・売上高:123億1400万円(同0.6%増)
・営業利益:20億0400万円(同3.8%減)
・経常利益:20億3200万円(同3.1%減)
・最終利益:14億0700万円(同3.3%減)
・EPS:78.97円

日本BS放送株式会社(BS11)
https://www.bs11.jp/

会社情報

会社名
日本BS放送株式会社(BS11)
設立
1999年8月
代表者
代表取締役会長 齋藤 知久/代表取締役社長 近藤 和行
決算期
8月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
9414
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