Social Financeは、Web3ゲームプラットフォーム「GuildQB」でTelegramゲームに関心を持つ企業向けに、開発・マーケティング・上場の包括的な支援サービスの提供を開始することを発表した。
■Telegramゲームの盛り上がりとポテンシャル
Telegramは9億人以上のユーザーが利用するメッセージングアプリ。このTelegram上でプレイできるゲームは2024年に入ってから急速に人気を集めており、多くのユーザーを惹きつけている。
■Telegramゲームの魅力
・シンプルなゲームプレイ : 多くのTelegramゲームは、ユーザーが簡単に参加できるよう設計されている。タップなどのシンプルな操作で楽しめるため、幅広い層のプレイヤーが参加している。
・巨大なユーザーベース : Telegramは世界中で約9億人のユーザーを抱える人気メッセージングアプリであり、このプラットフォーム上でゲームが展開されることで、自然と多くのプレイヤーが集まっている。
・Tap-to-Earn モデル : 多くのTelegramゲームはプレイすることで暗号資産を獲得できる仕組みを採用している。これによりゲームを楽しみながら経済的利益を得られる可能性があり、ユーザーの参加意欲を高めている。
■主要なゲームとその特徴
・Hamster Kombat:リリースから77日で1億4200万人以上のユーザーを獲得している。ユーザーが仮想通貨取引所のCEOとなり、ハムスターを育成しながら暗号資産を獲得できる仕組みが人気の理由。
・Catizen:猫たちを育てながら猫カフェを経営するカジュアルゲーム。デイリータスクをこなすことでコインを稼ぐことができる。
CatizenはBinance LabsやThe Open Platform(TON)、Hasey Capitalなど大手VCから資金調達を行っている。2024年春のローンチ後、わずか2週間でユーザー数が1000万人を突破した。
2024年10月時点では、ゲーム内プレイヤー数が約4000万人に達している。2024年9月時点で、Catizenには100万人を超える課金ユーザーがおり、総収益は2500万ドルを上回っている。
課金ユーザー1人あたりの平均支出額は約27ドルとなっている。さらに、2024年10月5日にCatizenが発表した地域別データによると、最も課金額が多いのは日本であることが明らかになった。
■今後の展望
Telegramゲームエコシステムは今後も成長が期待されている。特に日本市場ではまだ認知度が低いものの、今後数ヶ月で新たなアプリやゲームが登場することで、一気に盛り上がる可能性があるという。
Hamster KombatやCatizenのようにTelegramゲームは、その手軽さと経済的インセンティブによって多くのユーザーを引き寄せており、今後も暗号資産市場全体の動向と相まって、注目される分野となる、としている。