Com2uS Japan、名作サバイバルゲームのモバイル版『フロストパンク:ビヨンド ザ アイス』のサービス開始日が10月29日に決定

Com2uS Japanは、名作サバイバルゲームのモバイル版『フロストパンク:ビヨンド ザ アイス』のサービス開始日が10月29日に決定したことを発表した。

また、あわせてゲーム内容の先行レビューも公開した。

本作は全世界累計販売数300万を記録した名作サバイバルゲーム『フロストパンク』のモバイル版。原作を開発した11 bit studiosと『ディアブロ イモータル』『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』など有名IPをベースにしたモバイルゲームを多数制作してきたNetEase Gamesが開発を担当しており、現在、事前登録を受付を行っている。

本作では、突然氷河期を迎えた人類が巨大な蒸気機関で作られた都市を発展させ、極限の環境の中でより多くの生存者を集めて生き残ることが目的となる。プレイヤーは生存と繁栄へと進む過程のなかで、様々な道徳的選択の岐路に立たされ、一連の選択の中で感動やカタルシスを感じられる。また、モバイルに合わせて新たに追加されたコンテンツなど、独自の楽しみも用意している。

■最高級グラフィックで描かれた、冷酷で残酷な終末の世界

本作は『フロストパンク』の構成とアートを受け継いだ作品となる。雄大なBGMや美麗なグラフィックなど、PCで楽しめたリアルな要素をスマートフォンでもそのまま楽しむことができ、粉雪の舞う質感や吹き付ける風、スチームパンクをベースにしたユニークな機械や建物など、「フロストパンク」ならではの雰囲気を様々な方法で表現している。

特にUIをシンプルにし、雪の降る背景と都市の全景をより見やすく構成し、『フロストパンク』シリーズ特有の冷酷なディストピア的世界観を効果的に表現した。

シンプルなビジュアルや雰囲気だけでなく、PC版のプレイ感覚をそのまま移植した。プレイヤーは、住民たちに指示を出し、石炭や木材、食糧など生存のために必要な基本資源を採集し、様々な建物を建設しながら、マップ中央の蒸気塔を中心に都市を拡張していく。

この時、郊外にいる住民にも暖房システムを供給して住民が凍死しないようにしたり、研究施設などを作って発展速度を上げたりすることも可能だ。

本作の制作にあたって、NetEase Games開発チームが重視したのは、モバイル環境でも快適に、PC版と同じような感動を再現することだった。どんな端末でもゲームの素晴らしいビジュアルを問題なく楽しめるように、PCに最適化された複雑なUIをモバイルのインターフェースに合わせてシンプルに変え、ゲームの安定性と効率性を高めるために努力した。

PC版と本作はグラフィックスタイルと世界観の大きな方向性こそ一致しているが、プレイ方法は異なる。PCとモバイルの異なるプレイ方法から来る経験の差を縮めるために11 bit studiosからの大きな助力があった。11 bit studiosから得た詳細なゲーム体験についてのフィードバックは、環境の違いから起こる体験の違いを解決するために非常に役立ったという。

本作では、PC版のテーマである「効率と道徳の選択によるストーリー分岐」を再現し、人々の選択を通じて極寒という絶望のなかで希望を見出し、人類文明を存続していく過程を体験できる。プレイヤーは限られた資源を生存者たちに分け与えて支持率を高めるか、より大きな建物を建設して都市を拡張するか、といったさまざまな選択の岐路に幾度も立たされることになる。選択の結果によってストーリーが変わり、プレイヤーは独裁者になることも、逆に多くの人々から愛されるリーダーになることもできる。

そして、都市から抜け出して外部を探検するシステムを強化した。探検コンテンツに参加すると生存に必要な食糧、石炭、資金など多様なアイテムを獲得できるほか、クマやオオカミなどの野生動物と戦闘して追加報酬を獲得できる。探検には、医薬品や武器、ダイナマイトなど重要な資源が必要になり、プレイヤーはさらに重要な戦略的決断が求められることになる。

■マルチプレイからミニゲームなど、モバイル版だけの楽しみが満載

本作では、PC版では経験できないモバイル版だけのコンテンツも多数用意されている。特に、今作ではマルチプレイに重点を置いたソーシャル要素を様々な方法で楽しむことができる。

なかでも「特殊産業」は他のユーザーと交流して楽しめるモバイル版だけのコンテンツだ。プレイヤーはゲーム開始時に工業、農業、テクノロジー、医療、金融の5つの産業のうち1つを選択し、資源と技術を使用して発展させられる。各産業ごとに発展に必要なアイテムを生産できるため、他のユーザーとの取引が重要になっていく。

「グローバルな議題」も、今作の代表的なマルチプレイコンテンツのひとつだ。プレイヤーは、世界各地でランダムに発生する産業、文化、政策など、さまざまな分野の議題からひとつを選択し、議会に参加して自分の意見を発信する。

時には対立する意見とぶつかることもある。意見が対立した場合、資源を消費して自分の投票の割合を高め、議題を通過させることも可能だ。グローバルな議題で獲得したプレイヤーのリーダーシップスコアは世界ランキングに記録され、シーズンを通して全世界のユーザーと最高のリーダーシップを競い合っていく。

1シーズンの周期は約1ヵ月となっており、シーズンが終わるたびにプレイヤーの支持率、都市の発展度、貿易結果などによってランキングが決まり、さまざまな報酬を獲得できる。

新シーズンが始まるごとに自分だけのストーリーが展開されていく様子は、PC版との大きな違いであると同時に、PC版の複数エンディングシステムに代わるものとなっている。

また、都市の発展のためには、他のプレイヤーと相互作用し、貿易を行っていくマルチプレイコンテンツは「終末のなかであっても、すべての人にはそれぞれの役割があり、協力しあうことで生存できるということ」という本作のテーマを表している。

ほかにも様々なミニゲームを楽しめるコンテンツも多数用意されている。18世紀初頭の株式取引システムをそのまま再現した「株式市場」と、生活の場を失った動物を救出する「動物救護所」、複数のボードゲームを楽しめる「酒場」、病気になった市民を治療できる「診療所」など、原作にはない本作独自のコンテンツとなっている。

これらのコンテンツを通してより、モバイルプレイヤーが自分のライフスタイルに合わせてゲームの速度を調整し、より簡単に楽しむことができるようにしている。

■『フロストパンク:ビヨンド ザ アイス』

 

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