マーベラス、アミューズメント事業の9月中間決算は増収減益…海外展開拡大で売上増も『ポケモンフレンダ』への筐体入替費用が発生

 

マーベラス<7844>のアミューズメント事業の9月中間決算は、売上高が前年同期比2.7%増の43億8800万円、セグメント利益が同24.3%減の12億600万円と増収減益だった。海外展開拡大で売上増となったものの、「ポケモン」アミューズメントゲームの新筐体への入れ替えに伴う費用先行などにより減益となった。第2四半期(24年7~9月)をみると、売上高はセグメント設置以来の最高水準になった。

ポケモンキッズアミューズメントマシンの新作『ポケモンフレンダ』が7月より稼動を開始した。コロナ禍にスタートした『ポケモンメザスタ』とは単純比較できないが、「フレンダピック」の配出枚数が歴代のポケモンアミューズメントマシン最速となる約1ヵ月で1000万枚を達成するなど好調な出足だった。

また、『ポケモンガオーレ』の海外展開については、引き続き堅調に推移した。

今後は、同社オリジナルの新たなプライズマシン『TRY CATCH』を2024月11月より国内で稼動開始する予定。また、アミューズメント事業のアジア統括拠点として、8月にシンガポールに子会社を設立した。さらに、中国駐在所も設立に向けて準備を進めており、さらなる海外展開を強化していく考え。

 

業績推移は以下のとおり。

株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
決算期
3月
直近業績
売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
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