クルーズ、5億3400万円の債権が回収不能の恐れ、貸倒引当金計上…CROOZ Blockchain Labの協業先がゲーム運営低調で資金繰り悪化

クルーズ<2138>は、この日(11月6日)、2025年3月期 9月中間決算(4月1日~9月30日)において、概算で5億3400万円の貸倒引当金繰入額(特別損失)を計上する見込みとなったのことを明らかにした。

連結子会社CROOZ Blockchain Lab(CBL)の協業先企業に対する債権について、協業先の資金繰り悪化により債権の回収が遅延しており、回収可能性を検討した結果、現時点で合理的な回収計画が立たないため、と説明している。

協業先はゲームタイトルを運営しており、CBLはゲームタイトルの開発・運営やプロモーション受託をしているという。

こうした中、協業先でゲームタイトルの売上が想定より低調であることや新作ゲームの開発長期化など複数の要因が重なり急速に資金繰りが悪化したことで、CBL への支払いが遅延するに至ったと説明を受けているという。

なお、協業先とは今後の支払計画につき協議を重ねているが、協業先の主たる収入原資は、各種ゲームタイトルの売上であるため、協業先と協力してゲーム売上の最大化に努めることが回収を進める最善策であるとした。

クルーズ株式会社
http://crooz.co.jp/

会社情報

会社名
クルーズ株式会社
設立
2001年5月
代表者
代表取締役社長 小渕 宏二
決算期
3月
直近業績
売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2138
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