LINEヤフー<4689>は、11月7日、スマホ向け新作アプリ『LINE おまかせレンジャー』の先行体験会を開催した。当日は、一足先に本作をプレイできたほか、『LINE おまかせレンジャー』プロデューサーの下平光峰氏よりゲーム概要の説明があった。本稿では、その模様をお届けしていく。
▲『LINE おまかせレンジャー』プロデューサーの下平光峰氏。
本作は、「LINE FRIENDS」のキャラクターたちが登場する放置系RPGだ。“スキマ時間で大冒険!ポケットタイムRPG”をキャッチコピーに、11月20日より、iOS/Androidで正式サービス開始を予定している。サービス地域は、日本、台湾、タイ、インドネシア、香港で、対応言語は日本語、繁体字、英語、タイ語となっている。LINE GAMEが配信するタイトルはカジュアルゲームのイメージが強いが、本作はミッドコア領域のユーザーも楽しめるように仕上げていると下林氏は語った。
▲放置系RPGなので、基本は放置しているだけでもどんどん敵を倒して進んでいく。道中で手に入るグランを使えば、攻撃力、体力、体力再生、防御力などのステータスを上げることができる。
また、同社の調査によると、2022年以降に放置系RPGのダウンロード数が急成長しているという。これに注目し、LINEならではの分かりやすさや親しみやすさを取り入れたのが今回の『LINE おまかせレンジャー』、通称『おまレン』になっているとの話だった。
本作は、危機的状況にある世界を救うため、レナード博士がさまざまなコスチュームに扮したレンジャーたちを勇者として召喚し、過酷な旅を始めるところから物語がスタートする。スキマ時間でも気軽に達成感が味わえるよう、各所に「おまかせ」機能を用意しているほか、ミニゲームやランキング、PVPなど、時間に応じてやり込める要素も充実させている。
▲「スキル」や「なかま」、「宝物」はオーブを消費する召喚で手に入れることができる。編成には「おまかせ」機能が搭載されているので、あまりゲームに慣れていない方でも安心して遊ぶことができる。
▲「リーダーレンジャー」は編成で変更することができるほか、ゲームが進めば3人までセットすることができるようになる。
▲さらに、リーダーレンジャーやなかま、スキルは「マスタリー」から手に入れたアイテムで強化することができるようになっている。
おまかせプレイで放置した時間にゲットしたコインやオーブでチームを強化してさらに奥深くのステージへ進みながら、時間があるときにはランキングやPVPで遊べるようになっているというわけだ。昨今、放置系RPGの中でも目が離せないほど重厚なゲームもある中、本作では“おまかせ”というワードにより強い想いが込められていると下林氏は語った。
▲放置で新たなステージへ進むと、新たなダンジョンや要素が解放されていく。
▲『LINE レンジャー』でもお馴染みの「タワー」が本作では「戦艦」として登場。アシスト役として空から攻撃をサポートしてくれる。
今回の先行体験会では、ゲームの序盤をプレイできたほか、特別に成長済みのデータも体験することができた。最初はひとりのリーダーレンジャーが敵を迎え撃つという多くの方がイメージする放置系RPGの画面だが、出撃するキャラが増え、スキルも飛び交う戦闘が繰り広げられるのでかなり爽快!
▲セットしたスキルは自動で発動。「達成感」もテーマのひとつになっており、中にはド派手で豪華な演出が見られるものもある。
▲アビリティカードをセットすればチームの戦力をさらに上げられる。
▲「ポテンシャルの玉」を集めることで体力や攻撃速度などにバフを掛けることができる。
また、PVPやミニゲームも体験したが、放置でステージを進める傍らに遊べるボリュームとなっており、ゲームの中で上手くサイクルが回るようになっている。
▲アリーナでは他プレイヤーのパーティとのバトルが勃発。戦闘に入る前には複数の相手からステータスを見て選択できる。
▲「精霊の庭園」では、草の中に隠れたキノコを探すミニゲームにチャレンジすることができた。行動回数は時間で回復するようだ。
今回、『LINE おまかせレンジャー』をプレイしてみて感じたのは、放置系RPGとして手軽に遊べる一方で、編成や強化にさまざまな要素が盛り込まれており、かなりやり込みがいを感じられたということ。「おまかせ」機能でパーティやスキルを編成できるので最初は任せていても良さそうだが、敵が強くなり、選択肢が増えることで自分好みの工夫をすることができそうだ。
また、一通り編成が終わって空いた時間にダンジョンやPVP、ミニゲームなどをプレイすることができる点も◎。本来のステージとは違った遊び味になっており、1つのゲームを遊んでいるだけなのにお得な気分に。そんな『LINE おまかせレンジャー』は11月20日に正式サービスを開始予定。カジュアル層だけでなく、ミッドコア領域にも目を向けたというLINE GAMEの新たな挑戦をぜひ自分の目で確かめてほしい。
(取材・文 編集部:山岡広樹)
■『LINE おまかせレンジャー』
©LINE Studio
※画面は開発中のものです。
会社情報
- 会社名
- LINEヤフー株式会社
- 設立
- 1996年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 川邊 健太郎/代表取締役社長CEO 出澤 剛/代表取締役CPO 慎 ジュンホ
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4689