金製品の製造・販売や貴金属の買取り業務を行うSGCは、11 月 27 日(水)〜12 月 1 日(日)までの 5 日間、金製品が一堂に会する展示販売会「大黄金展」を日本橋三越本店にて開催する。本イベントでは、新しい年の繁栄を願う縁起物や、金工作家の技が光る食器類や仏具が多数展示される。
その目玉のひとつとして高橋陽一氏が描いたサッカー漫画の金字塔とも言える作品『キャプテン翼』の主人公・大空翼の黄金像が登場する。開催初日である11月27日には、その除幕式が行われた。
除幕式には主催者を代表して、SGC代表取締役会長の土屋豊氏が登壇。土屋氏によると等身大の『キャプテン翼』黄金像は何年も前から計画していたとのことで、「この黄金像が永遠に残り、後世に伝えられたら」とコメント。
続いて三越日本橋本店長の丸井良太氏は、三越は昨年創業350周年、そして今年はデパートメントストア宣言120周年という節目を迎えている。丸井氏は「物を売るだけではなくて、文化をご提案することのできるデパートであり続けたいと思っています」と、今回の黄金像展示への思いを語る。
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土屋豊氏
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丸井良太氏
そして『キャプテン翼』の原作者である高橋氏も登場。作品の舞台のひとつである葛飾区にも銅像は設置されているが、「さすがに金箔は貼られていないので、今日はどんな仕上がりなのか、楽しみにしています」と語ると、3名による除幕式が行われた。
その後は、高橋氏に加えて元日本代表・福西崇史さんを交えてのトークショーも行われた。すでに「大黄金展」も見たという福西さんは「目がチカチカするくらいにキラキラで、自分も華やかになった気持ちになれます」と感想を述べる。
そんな福西さんは小さいサイズの「CAPTAIN TSUBASA像」を手にすると、「僕も小さい頃から翼くんに憧れてサッカーを始めたので、このように携われるのは僕も幸せです」とコメント。一方で、「黄金像の重みより、翼くんに対する思いのほうが強いです」と、『キャプテン翼』に対する憧れを表現した。
なお、この純金製「CAPTAIN TSUBASA像」の価格は396万円。購入した人には高橋氏のサインが入ったユニフォームも贈られるということで、今回のイベントでは実際にサインを書く一幕もあった。
サインを書いた高橋氏はあらためて笑顔を見せると、「『キャプテン翼』の翼と岬はゴールデンコンビと呼ばれていて、金には縁がある」と発言。いつかは岬とのコンビで黄金像にしたいと意欲を見せていた。
また、原作漫画については「翼の最終的な目標であるワールドカップ優勝まで描きたい」と意欲を見せると、福西さんは「漫画と現実どっちが先か…」と思いを馳せていた。
■「大黄金展」 概要
・期間:2024 年 11 月 27 日(水)〜12 月 1 日(日)の 5 日間
・開場時間:午前 10 時 00 分〜午後 7 時 ※最終日は午後 6 時閉場
・場所:日本橋三越本店 本館 7 階 催物会場 〈住所〉東京都中央区日本橋室町 1-4-1
・電話:03-3241-3311(大代表)