サイバーエージェント<4751>は、連結子会社で生成AIの導入を一貫して支援するAI Shiftが企業専用の営業AIエージェントの提供を開始することを発表した。
これにより企業における業務効率化を図るとともに、営業職が本質的な業務に注力できる環境を作ることで、組織全体の収益性向上と持続的な売上成長の実現を支援する。
■営業AIエージェントの概要
AIエージェントとは、業務を依頼するとAIが自ら必要なタスクを分解・整理し、それに応じた専門知識を持つ特化型エージェントと連携することで業務を実行するAIソリューションとなる。
<同社が提供する営業AIエージェントの特徴>
・営業領域での導入事例
サイバーエージェントのインターネット広告事業においては、営業AIエージェントが営業の業務支援を行っている。特にメールの一次返信や分析業務において90%以上の社員が活用する部署もあるなど、顧客の広告効果最大化に向けた時間を創出している。
・多様なカスタマイズ開発
企業独自の営業フローやシステムに合わせたカスタマイズの元、構築する。問い合わせ対応や顧客分析などの業務に加え、営業ロールプレイング研修や商談後のフィードバックを行う育成エージェントも組み込むことができる。
・企業データを最大限活用
営業AIエージェントは、セキュリティが確保された企業のクラウド環境での構築も可能なため、機密情報を含むデータも安心して活用できる。同社ではクラウドベンダーとの連携も強化しており、企業データを最大限活用したソリューションを提供する。
・営業AIエージェントを前提とした業務プロセス再構築支援
営業AIエージェントを最大限活用するためには、営業AIエージェントありきで新たな営業プロセスを構築することが不可欠となる。同社では、本ソリューションの提供だけでなく、営業組織の業務プロセスの見直しから一貫して支援する。
・企業の生成AI活用レベルに合わせた伴走支援
同社ではソリューション開発に加え、生成AIのリスキリングや活用戦略コンサルティングも併せて提供することが可能。これにより、企業による生成AI活用を包括的に支援する。
同社は、サイバーエージェントグループでの実績と、外部企業への生成AI導入支援で培った知見を活かし、営業AIエージェントを通じて人と生成AIの協業を促進していく。今後は機能の拡充や他職種領域への展開も視野に入れ、より多くの企業での生成AI活用を加速させることで、生成AIの民主化を実現していく。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751