【イベント】ブシロードの新作TCG「ラブライブ!シリーズ オフィシャルカードゲーム」のメディア向け先行体験会をレポート!


ブシロード<7803>は、1月24日、都内某所にて「ラブライブ!シリーズ  オフィシャルカードゲーム メディア向け先行体験会」を開催した。本イベントでは、2月8日に発売される「ラブライブ!シリーズ  オフィシャルカードゲーム」(以下、「ラブカ」)を一足先にプレイすることができたほか、商品に収録されている全カードの展示が行われた。本稿では、その模様をレポートしていく。

イベントが始まると、まずはブシロード代表取締役社長の木谷高明氏が登壇。木谷氏は「ブースターパック vol.1の初回出荷額の5%を令和6年能登半島地震災害義援金として寄付したいと考えています」とコメント。『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』は石川県・金沢を舞台にした作品であり、縁が深いことから少しでも役に立ちたいと理由を説明した。また、カードゲームとしても本商品は多くのラブライバーの方に遊んでもらえる内容に仕上がっていると自信を覗かせた。


▲ブシロード代表取締役社長の木谷高明氏。

続いて、「ラブライブ!シリーズオフィシャルカードゲーム」開発担当者の金谷徹氏が登壇。会場にて商品に収録される全カードが公開されていることを紹介した。


▲金谷氏は「新しいカードゲームを立ち上げるにあたって、ユーザーが求めているのは“新しいアートが使われているか”や“テキストの内容からどんな遊び方ができるのか”に加えて、“どんな加工が施されたカードが手に入るのか”といったところだと思います」と話した。

また、原作「ラブライブ!シリーズ」のキャッチコピーである“みんなで叶える物語”をリスペクトし、「ラブカ」では“みんなでつくるカードゲーム”をキャッチコピーとして商品を展開していくという。

▲会場に飾られていたカード一覧。

次に、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会・中須かすみ役の相良茉優さん、天王寺璃奈役の田中ちえ美さんが登壇。



相良さんによると、「ラブカ」には新規イラストで描かれているメンバーや、声優陣の写真を用いたカードも存在しているという。田中さんは自身もカードゲームにハマっていることから「このタイミングで「ラブライブ!」がカードゲームになったことが嬉しいです」と感想を述べた。また、「集めるのも遊ぶのも好きなので、発売されたらいろんなメンバーのカードを集めてスマホに挟んでも良いかなと思っています」と発売を心待ちにしている様子だった。最後に相良さんは「戦略的な面白さや運要素もあって、カードゲーム初心者の方にも分かりやすいルールになっているので、ぜひ「ラブカ」を楽しんでいただければと思います!」と本作の魅力を紹介し、話の締めとした。

ここからは「ラブカ」のティーチングを含め実際にゲームをプレイすることができた。「ラブカ」は「ラブライブ!」シリーズのメンバーを集めて遊べる1対1の対戦カードゲームで、メンバーの力でライブに勝利することを目指していく。



今回の先行体験会では、「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」「Liella!」の3種類のデッキが用意されていた。基本は「メンバーカード」48枚、「ライブカード」12枚の計60枚でメインデッキを構築。また、メンバーカード24枚・ライブカードが6枚の計30枚で遊べる簡易ルールもあり、今回はそちらの構築での体験となった。さらに、メインデッキとは別に12枚の「エネルギーカード」をエネルギーデッキとして用意してゲームを進めていく。

3種のカードについての概要は以下の通り。詳細についてはルールの流れと共に後述する。


▲メンバーカード:ステージで活躍するカード。


▲ライブカード:ゲームの勝敗の鍵になるライブをするカード。


▲エネルギーカード:メンバーカードを登場させるためのカード。

なお、メインデッキには同じカードを最大4枚まで入れることが可能。エネルギーカードは手札からメンバーを登場させるために必要なコストとして使用するものとなっており、こちらは投入枚数に上限がないのでお気に入りのカードを集めて使おう。

さて、ここからは実際のゲームプレイに沿って流れを紹介していく。メインデッキをシャッフルし、じゃんけんで先攻・後攻を決めたら各プレイヤーは初期手札としてメインデッキからカードを6枚引く。この際、手札から好きな枚数を選び、手札やメインデッキと混ざらないように脇に置くことで、置いた枚数と同じだけカードを新たに引き直すことができる。引き直しをした場合は、その後、脇に置いたカードをメインデッキに戻してシャッフルすることをお忘れなく。次に、エネルギーデッキから3枚をエネルギー置き場に出してゲームを開始する。

ゲームは、お互いに「通常フェイズ」と「ライブフェイズ」を行うことで進行していく。

●通常フェイズ

1.アクティブフェイズ
エネルギー置き場にある横向きのエネルギーカードを全て縦向き(アクティブ)にする。
※1ターン目は全てアクティブになっているためスキップ。

2.エネルギーフェイズ
エネルギーデッキから1枚をエネルギー置き場に縦向き(アクティブ)で置く。1ターン目なら4エネルギー、2ターン目なら5エネルギーとターンが経過するごとに使用できるエネルギーも増えていく。

3.ドローフェイズ
メインデッキから1枚引き、手札に加える。

4.メインフェイズ
以下の行動を好きな回数、好きな順番で行える。

・メンバーカードをステージに登場させる
・メンバーカードの「起動」能力を使用する

このメインフェイズが通常フェイズの肝となる部分だ。メンバーカードは最大3枚までステージに登場させることができ、その際に、メンバーカードの右上に書かれたコストの数だけエネルギーカードを横向きにする必要がある。例として、1ターン目はエネルギーが4しかないため、最大4コストのメンバーまでしか登場させられない。

また、既にメンバーカードがステージに登場している場合は、そのカードを控え室に送ることでエネルギーの代わりにすることができる「バトンタッチ」についても紹介しておく。例として、2ターン目にステージに4コストのメンバーがいるとする。このメンバーを控え室に送ることで4コストの代わりとし、さらにエネルギー置き場にある5エネルギーを併せて横向きにすれば、一気に9コストのメンバーを登場させることができるというわけだ。ただし、「バトンタッチ」はそのメンバーが登場したターンには使用できないことを覚えておこう。



また、カードのテキストに「登場」や「起動」という記載があれば、この時にテキストに書かれた内容の能力を使用することができる。また、対戦中にメインデッキが無くなった際には控え室のカードを全て裏向きでシャッフルし、新たなメインデッキとする。

こうして互いにメンバーを登場させてステージを充実させていくのが「通常フェイズ」だ。先攻のプレイヤーが通常フェイズを終えたら、後攻プレイヤーも同じ流れでゲームを進めていく。お互いの通常フェイズが終了したら、次はライブフェイズへ。

●ライブフェイズ

1.ライブカードセットフェイズ
お互いのプレイヤーは、先攻のプレイヤーから順に裏向きで手札のカードをライブカード置き場に0~3枚まで置き、置いた枚数と同じだけメインデッキからカードを引く。この際ポイントになるのは、裏向きで置くのはライブカードでもメンバーカードでも良いため、手札に必要なカードを引き込むために、あえて今は不要なカードを置いて手札をリセットしても良いということだ。

2.パフォーマンスフェイズ
先攻のプレイヤーから裏向きのカードを表向きにし、ライブカード以外のカードを控え室に置く。ライブカードがあれば、成功・失敗の判定を行う。

まずは、ステージに登場しているメンバーカードが持つブレード(※カード左上に描かれているペンライトのようなマーク)の分だけメインデッキを公開する。この行動を「エール」と呼ぶ。

エールで公開されたカードの中に、「ブレードハート」があれば効果が発生。ブレードハートは、メンバーカードなら横向きのハート+ブレードマークが付いており、ライブカードなら左下にハートとブレードが共に描かれている。その後、ブレードハートに効果がある場合はその内容を解決し、ステージにいるメンバーカードが持つハートの数と種類を確認する。

ブレードハートとステージにいるメンバーのハートを合わせて、ライブカードに記載されたハートを満たしていればライブ成功となる。ライブカードに描かれている「灰色のハート」は何色のハートでもOKのマークなので覚えておこう。メンバーが所持しているハートや、ライブ成功に必要なハートの種類はカードごとに異なっており、これらを上手く組み合わせることがメインデッキ構築の鍵になりそうだ。

お互いにライブが成功していた場合、スコア(※ライブカードの右上に描かれた音符マーク内の数字)での判定となり、より大きい数字となったプレイヤーがライブに勝利する。一方のプレイヤーだけがライブに成功していた場合も、同様に勝利となり、成功ライブカード置き場にライブカードを置く。そうして相手より先に3回ライブに勝利することで勝利となる(※メインデッキが30枚の場合は2回)。



なお、ライブカードのスコアが同点の場合はお互いにライブカードを1枚、成功ライブカード置き場に置く。ただし、そのカードでゲームの勝敗が付いてしまうプレイヤーは同点の場合に置くことができないので注意しよう。

そのほか、ライブカード置き場に複数のライブカードを置いた場合は、全ての必要ハートを満たさなければ成功にならない。成功した際には高いスコアが得られるが、失敗のリスクもあることを覚えておこう。

今回、「ラブカ」をプレイしてみて感じたのは、運と戦略のバランスが非常に心地良い仕上がりになっているということ。より早く、勝利条件であるライブを成功に導きたいため、ブレードハート込みでのライブ成功を狙うが、引けずに失敗してしまった際のリスクは大きい。より堅実にライブを成功に導くか、大胆に攻めるかはプレイヤーの性格が出るところだろう。また、ライブフェイズでのドローも含め、こまめに手札を入れ替えられるのはいわゆる手札事故の防止にもなっておりカードゲーマーとしては嬉しいポイント。

このほか、今回は紹介しきれなかったが、カードによっては「ライブ開始時」に効果を発動する能力持っているメンバーカードもある。発売されたら、ぜひ色々なメンバーとライブを組み合わせて自分好みのデッキに仕上げて遊んでみよう!


▲そんな「ラブカ」は、発売日である2月8日15時より、ラブライブ!シリーズ公式YouTubeチャンネルにて「ラブカ発売記念生放送」を実施予定。本作をより詳しく知りたいという方は忘れずにチェックしよう!

(取材・文 編集部:山岡広樹)

■「ラブライブ!シリーズ オフィシャルカードゲーム」


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株式会社ブシロード
http://bushiroad.com/
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会社情報

会社名
株式会社ブシロード
設立
2007年5月
代表者
代表取締役社長 木谷 高明
決算期
6月
直近業績
売上高462億6200万円、営業利益8億8200万円、経常利益18億9800万円、最終利益8億400万円(2024年6月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
7803
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