KADOKAWA、第3四半期のアニメ・実写映像は営業益30%増の47億円と大幅増益…9四半期連続の黒字、「好調だった前年同期をさらに上回る成長」
KADOKAWA<9468>は、昨日2月6日、第3四半期のアニメ・実写映像事業の業績について、売上高が前年同期比15.5%増の379億2100万円、営業利益が同30.1%増の47億500万円と大幅増益だったことを明らかにした。
アニメでは、『【推しの子】』2期や『Re:ゼロから始める異世界生活』3期をはじめとした人気シリーズの国内・海外配信向けやゲーム・グッズ向けライセンス収入が伸びたほか、劇場版『オーバーロード』聖王国編は、国内興行収入が10億円を突破した。好調だった前年同期をさらに上回る成長を実現した、としている。
実写映像では、前期の劇場作品『首』『カラオケ行こ!』『マッチング』などの海外配信向けのライセンス収入が貢献したとのこと。
業績推移は以下の通り。営業利益については以前は並が大きかったが、9四半期連続の黒字を達成するなど安定した収益を稼いでいる。


アニメを中心とする映像ビジネスは、ここ数年の国内外の動画配信サービスの台頭でBtoCからBtoBに、ハイリスク・ハイリターンからローリスク・ローリターン(またはミドルリターン)に変化したといわれるが、それを象徴する状況を示している。
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2779億1500万円、営業利益166億5100万円、経常利益177億4200万円、最終利益73億9200万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468