マイネット、24年12月期決算は既存事業を中心とした増益で各利益が期初予想を大幅超過 今期は減収・大幅減益を見込む

  • マイネット<3928>は、2月14日、2024年12月期の連結決算を発表、売上高は期初予想値に未達となったものの、既存事業を中心とした増益により各利益は期初予想から大幅に超過して着した。

    売上高88億4600万円(前々期比1.5%増)
    営業利益4億2800万円(同154.2%増)
    経常利益3億7500万円(同199.2%増)
    最終利益2億4500万円(同71.4%増)

    なお、昨年度までは単一セグメントだったが、新規事業への領域拡大の取り組みの中で最も順調に業績が推移し、量的重要性が増したため、セグメント区分を変更して「異業種事業セグメント」を追加した。

    ①ゲーム事業セグメント 売上高84億万円(前々期比2.2%減)、営業利益3億4500万円(同168.5%増)
    第4四半期期間の運営領域においては、タイトル運営が好調に推移した。スポーツDX領域では、2024年10月3日に開幕した「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズン」に合わせて子会社GAMEDAY InteractiveがBリーグ公認ファンタジースポーツゲーム「B.LEAGUE#LIVE」の2024-25シーズン版をリリースし、4シーズン目として本格稼働を開始した。また、ファンタジースポーツにおいては新たなマネタイズモデルを実装した新規開発ラインについても開発中となっている。

    なお、前期は単一セグメントであるため、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析している。

    ②異業種事業セグメント 売上高4億8900万円、営業利益8200万円
    マイネットとDigon社の営業活動を集約することで、マイネットの開発リソースを使用し、ゲーム以外の受託開発も順調に拡大した。また、内製化によって企業の競争力の強化・コスト削減が期待されていることから、ITシステムの開発・構築・運用の内製化をサポートするIHXコンサルティングサービスや、生成AIを活用したコンサルティングサービスを開始し、新規顧客の獲得に向けて体制を強化した。

  • ■今期は大幅減益を見込む

  • 2025年12月期通期の業績予想については、以下のとおりで減収減益を見込んでいる。

    新規事業の成長と収益化を一段進め、事業ポートフォリオの組み替えを加速させる1年と位置付け、「BtoBソリューション(異業種)」においては、人材採用による積極的な組織強化を継続することで新規顧客の開拓を進めていくとしている。

    売上高85億円(前期比3.9%減)
    営業利益1億円(同76.7%減)
    経常利益7000万円(同81.3%減)
    最終利益1000万円(同95.9%減)

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

株式会社マイネット
http://mynet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社マイネット
設立
2006年7月
代表者
代表取締役社長CEO 岩城 農
決算期
12月
直近業績
売上高88億4600万円、営業利益4億2800万円、経常利益3億7500万円、最終利益2億4500万円(2024年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3928
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