【ゲームエンタメ株概況(2/17)】好決算や業績予想の増額を材料にブシロードとサンリオがS高 24年12月期決算が2ケタ超の減収減益となったガンホーは大幅反落
2月17日の東京株式市場では、日経平均は小反発し、前日比24.82円高の3万9174.25円で取引を終えた。朝方発表の2024年10~12月期のGDP(国内総生産)速報値が市場予想を上回ったことで金融株に買いが入ったものの、為替の円高方向への推移もあって上値を追うエネルギーには欠ける展開となった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は43銘柄(45%)、下落は50銘柄(52%)、変わらずは3銘柄(3%)で、下落した銘柄の方が多かった。
中で、ブシロード<7803>が大幅反発し、ストップ高まで買われた。ブシロードは、2月14日に発表した第2四半期決算が2ケタ超の増収増益となったことに加え、2025年6月期通期の連結業績予想の上方修正を発表したことが株価の評価材料となったようだ。
同様に2月14日に発表した第3四半期の好決算とともに、通期業績予想の上方修正や配当予想の引き上げを発表したことが市場の評価材料となったサンリオ<8136>もストップ高した。
ほか、ソニーグループ<6758>やバンク・オブ・イノベーション<439300>が昨年来高値を更新し、Aiming<3911>やenish<3667>、ドリコム<3793>なども買われた。
半面、ガンホー<3765>が3日ぶりに大幅反落した。ガンホーは、2月14日に発表した2024年12月期の連結決算が売上高で前々期比17.3%減、営業利益で同37.3%減と大幅な減収減益での着地となったことが嫌気されたようだ。
また、マッコーリーキャピタル証券が投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げし、目標株価も2400円から2200円に引き下げたネクソン<3659>が続落した。
そのほか、日本一ソフト<3851>が昨年来安値を更新し、東映<9605>やコトブキヤ<7809>の下げがきつい。
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1036億円、営業利益174億9100万円、経常利益200億1300万円、最終利益111億7100万円(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4462億1100万円、営業利益1241億7600万円、税引前利益1959億8700万円、最終利益1348億4800万円(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブシロード
- 設立
- 2007年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 木谷 高明
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高462億6200万円、営業利益8億8200万円、経常利益18億9800万円、最終利益8億400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7803
会社情報
- 会社名
- 株式会社サンリオ
- 設立
- 1960年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 辻 朋邦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高203億1500万円、営業利益59億6400万円、経常利益63億7400万円、最終利益49億1600万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 8136