スパークは、本日(4月3日)、「ハイクオリティな3Dエフェクトを素早く簡単に作れる」をテーマに掲げるVFX制作ツール「SPARK GEAR」が任天堂<7974>の「Nintendo Switch 2」に対応したことを発表した。
これにより「Nintendo Switch 2」向けのゲーム開発環境にも「SPARK GEAR」を組み込むことが可能となり、「SPARK GEAR」の機能を活かした効率的なVFX制作環境の構築とその中で制作したVFXの商用利用が可能になった。
「SPARK GEAR」は、制作現場におけるメンテナンスコストやコミュニケーションコストを大幅に削減し、VFX制作者がよりVFXの品質向上に注力できることをテーマに開発されている。アセットライブラリが充実しており、ゲームに多く用いられる汎用的なVFXが最初から引用できる。
VFX用テクスチャ・モデルなどの素材も「SPARK GEAR」内部で制作可能であり、素材への編集結果はそれら素材が割り当てられているVFXの表示結果にも即時に反映される。これによりVFX制作において従来発生していた様々なDCCツール間の行き来を省き、クリエイターは「SPARK GEAR」の中だけでVFX制作に注力できる。
最大の特徴はゲームハード側にVFXを表示しながら編集する「リアルタイムエディット機能」。これによりVFX制作者は最終的にユーザーが目にする状態のVFXを確認しながら、見た目を調整できる。この「リアルタイムエディット機能」は各ゲームハード用のSDKを開発環境に組み込むことで利用可能になる。SDK対応範囲は2015年以降市場に存在するゲームハードをほぼ全てカバーしており、今回「Nintendo Switch 2」もカバーされた。
「Nintendo Switch 2」向けのSDKを含めた「SPARK GEAR」は既に販売を開始している。今後も更なる機能を追加予定であり、UIが刷新されハイエンドゲーム向けの表現機能を備えた「SPARK GEAR2(仮題)」も現在開発中だ。
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