シリコンスタジオ、ツェナワークスに対するゲーム受託開発の代金請求訴訟で和解…一定の支払い受けるも業績予想に修正なし

シリコンスタジオ<3907>は、この日(4月4日)、連結子会社であったイグニス・イメージワークス(原告)が2022年1月にツェナワークス(被告)に対し提起した業務委託代金の請求訴訟について、2025年4月4日付で和解が成立したことを明らかにした。和解勧告を受けて、ツェナワークスから一定の支払いが行われたという。具体的な金額等の内容は秘密保持条項が含まれているため、開示を控えるとしたものの、2025年11月期の業績予想に与える影響はない、としている。

イグニス・イメージワークスは、ツェナワークスから受託したスマホゲームのインゲームアセット制作について、当初ゲームソフトウェアの概要が未確定であったことから、成果物内容と業務委託代金総額を随時確定していくことで合意していた。

その後、ツェナ社の指示に従いイグニス・イメージワークスは、ソフトウェア開発を進めつつ、未確定事項の確定と契約締結の交渉を行ってきたが、未合意のまま2021年3月末までに成果物を納品していた。

その間、成果物内容と業務委託代金総額は未確定のまま、一部の制作費 計1億8000万円を3回に分けて受領したが、イグニス・イメージワークスは2億2200万円余(消費税込)の未払い業務委託代金の支払いを求め、2022年1月 ツェナ社に対する訴訟を提起していた。

訴訟に関しては、裁判を通じイグニス・イメージワークスの正当性を主張してきたが、裁判所からの和解勧告を受け、被告が一定の支払い義務があることを認めたこと、また和解条項の妥当性、裁判の長期化による事業等への影響等を総合的に判断し、和解案を受諾することとしたという。

なお、受領済の1億8000万円を超過する原価について、全額引当計上済みのため、本件による追加の損失の発生はないとのこと。

 

【和解した相手方】
(1)名称:ツェナワークス
(2)所在地:東京都港区高輪3-5-23KDX高輪台ビル8階
(3)代表者:代表取締役 川野 忠仁

シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高44億1400万円、営業利益1億4300万円、経常利益1億2300万円、最終利益8700万円(2024年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
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イグニス・イメージワークス

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イグニス・イメージワークス
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