TOHO animation、25年2月期の営業収入は19%増の554億円 わずか2年で2.3倍と急成長 グループに占める比率も9.9%から17.7%と拡大
東宝<9602>は、この日(4月14日)、2025年2月期におけるTOHO animationの営業収入について、前の期比19.1%増の554億8000万円だったことを明らかにした。2023年2月期では242億円だったが、わずか2年で2.3倍と急激に成長した。また東宝グループの営業収入に占める比率も9.9%から17.7%に伸びた。
「劇場版 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」「劇場版SPY×FAMILY CODE: White」が大ヒットした反動減で劇場公開のみ減収となったが、それ以外のソースは全て増収となった。
「僕のヒーローアカデミア」や「呪術廻戦」が国内外での配信が好調だったことに加えて、「ハイキュー!!」と「呪術廻戦」のキャラクターライセンスも大きく伸びた。「ハイキュー!!」「僕のヒーローアカデミア」などのキャラクターグッズも全体を押し上げた。
・配信…218億4200万円(18.5%増)
・キャラクタービジネス…111億8500万円(41.3%増)
・商品物販…81億0500万円(79.4%増)
・パッケージ…31億4300万円(10.2%増)
・劇場公開…70億8300万円(23.0%減)
・配分金その他…41億2000万円(13.0%増)
なお、すでに報じたように、アニメ事業について、映画事業、演劇事業、不動産事業に続く事業の柱にする方針を表明していたが、グループにおけるプレゼンスの高まりを受けてIPビジネスと合わせて独立したセグメントに昇格することを明かした。
▲24年2月期の第4四半期は大きく伸びたが、これは主に「劇場版 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」「劇場版SPY×FAMILY CODE: White」の貢献とのこと。
会社情報
- 会社名
- 東宝株式会社
- 設立
- 1932年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 社長執行役員 島谷 能成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 営業収入2833億4700万円、営業利益592億5100万円、経常利益630億2400万円、最終利益452億8300万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9602