Amazia<4424>は、5月14日、2025年9月期 3月中間決算を発表し、売上高14億1100万円、営業損失2億2700万円、経常損失2億2400万円、純損失2億2900万円となった(前年同期は単独決算のため、前年同期との比較はなし)。主力サービスである「マンガBANG!」の収益性の改善及びオリジナル作品の制作を強化するとともに、前期に立ち上げたITソリューション事業において、事業の立上げ及び拡大に向けた先行投資に注力した。
■エンターテイメント事業
売上高は13億9800万円、セグメント損失は3900万円となった。
「マンガBANG!」において、広告枠の増加及び販売促進活動としてポイント還元キャンペーンを積極的に行ったが、費用対効果を考慮して広告宣伝費を抑制した影響でMAUが減少、及び広告収益単価の下落等による影響の方が大きく、課金収益、広告収益ともに減少した。
一方で、将来の利益の源泉となるオリジナル作品(WEBTOON含む)の制作に引き続き注力し、累計50万部(電子売上含む)を突破した「ミリモス・サーガ-末弟王子の転生戦記」の続刊や新作の一部が好調に推移した。
また、2025年2月には、海外向けにトレーディングカード、フィギュア、プラモデル、缶バッジ、ぬいぐるみなどを販売する越境ECサイト「Fandom Tokyo」を開始した。
■ITソリューション事業
売上高は1300万円、セグメント損失は2400万円となった。
SES(システムエンジニアリングサービス)事業については、積極的なIT人材の採用活動により、人件費等が増加したが、堅実に案件も拡大している。また、インターネット広告を商材としたSEOメディア「LogsFix」では、顧客獲得に向けた先行投資を行っている。2025年3月にはオンライン診療支援サービス「ウィズマイメディカルオンラインクリニック」の事業を開始した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社Amazia
- 設立
- 2009年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐久間 亮輔
- 決算期
- 9月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4424