
サイバーエージェント<4751>は、この日(5月22日)、同社グループ会社で都心部を中心に100棟を超えるクリエイティブオフィスの企画・運営実績を持つリアルゲイト<5532>と不動産を活用したIP展開において協業することを発表した。
今回の協業は、リアルゲイトが持つ都心部を中心とした優良な不動産ネットワークと空間プロデュース力に、サイバーエージェントが持つIP創出力と多角的な展開力を掛け合わせることで、双方における新たなシナジー創出を目的としている。
グループで展開するアニメやゲームといったIPの世界観を体感できるホテルなどを、リアルゲイトが保有する物件で展開予定。これにより保有IPにおけるオフラインのタッチポイントを強化し、ファンとのエンゲージメントを深めるとともに、リアルゲイトが提供する物件の新たな体験価値を創出する。
サイバーエージェントでは2016年の「ABEMA」開局以降、IP事業を拡大し、アニメを起点としたゲーム、映画、舞台、コマースなど多様なメディアミックス展開を推進。2024年のアニメ&IP事業本部の設立以降、IPの開発およびアニメの企画プロデュースを主軸に「ABEMA」の集客力を活かした連動企画や広告・宣伝機能、グッズ制作・マーチャンダイジング機能などを集約し、グローバル市場を見据えた総合的な事業展開に取り組んでいる。
一方、リアルゲイトは高い技術力と企画・運営力を活かした不動産企画・運営事業を展開している。築古ビルを再生し、エリア特性に合わせた独創的な空間開発で収益性向上と遊休不動産の有効活用を実現しており、都心部において100棟を超えるクリエイティブオフィスの企画・運営実績を有する。近年では商業施設の枠を超えた、街の文化を育てる新しい形の商業施設開発も手掛けている。
・株式会社サイバーエージェント 専務執行役員 山内隆裕氏 コメント
サイバーエージェントは、世界を魅了するグローバルヒットIPの創出に向け、源流となる作品開発からアニメ制作、ゲーム開発、マーケティングなどを一気通貫で担う体制を強化しています。このたびの協業によって新たなエンターテインメント領域を切り拓き、さらなるファンベース拡大を目指してまいります。
・株式会社リアルゲイト 代表取締役 岩本裕氏 コメント
IPキャラクターの世界観を体現する“リアルな場”の創出は、ブランド価値を最大化するうえで不可欠だと考えています。今後もグループのシナジーを最大限に活かし、IT×不動産の可能性をさらに広げてまいります。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高8740億3000万円、営業利益717億0200万円、経常利益717億4300万円、最終利益316億6700万円(2025年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751