MIXI、26年3月期は売上高横ばいながらタイミー株式売却による⼀過性の利益剥落で減益に PointsBet社の買収による影響は現時点で織り込まず

MIXI<2121>は、2026年3月期通期の連結業績予想について、売上高は前期とほぼ横ばいでの着地ながら、各利益項目は2ケタ減益の見通しとしている。

売上高1550億円(前期比0.1%増)
営業利益200億円(同24.8%減)
経常利益190億円(同28.3%減)
最終利益130億円(同26.1%減)

売上⾼は、スポーツ事業とライフスタイル事業の売上成⻑を⾒込む⼀⽅で、『モンスターストライク』の微減により、昨年と同⽔準に落ち着く見通し。

利益面では、前期に計上していたタイミー<215A>の上場に伴う株式売却による⼀過性の利益が剥落することに加え、積極的な投資を行うことで減益となる見込みとしている。

なお、2月26日付で発表した主にオーストラリアやカナダでベッティング事業を行うPointsBet社の連結⼦会社化による影響はこの業績予想に織り込まれていないという。⼦会社化が正式に完了次第速やかに予想の修正を開⽰する方針とのことだ。

ライフスタイル事業では、「みてね経済圏」の拡⼤により、売上は2割強の増収を⾒込んでいる。引き続き「みてね」の海外展開や「mixi2」への先⾏投資を進めながら、EBITDAは⿊字転換を⽬指すとしている。

デジタルエンターテインメント事業では、売上⾼は約5%減収の計画している。⼀⽅で、EBITDAは『モンスターストライク』のさらなるコスト効率化を⾒込み、2.9%減の430億円としている。

投資セグメントは、前期ではタイミー社の株式売却益の計上があったが、今期は利益は⾒込んでいないという。

株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1548億4700万円、営業利益266億円、経常利益265億1100万円、最終利益176億100万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
企業データを見る