
Live2Dは、本日(5月29日)、Unreal Engineに対応した「Cubism 5 SDK for Unreal Engine R1 beta 1」をリリースしたことを発表した。
2Dイラストを立体的に動かすソフトウェア「Live2D Cubism」のUnreal Engine向けソフトウェア開発キット(SDK)がalpha版からbeta版へと進化し、リリースされた。これにより、Unreal EngineでのLive2Dを使用した開発がさらに安定化・拡充され、より幅広い表現が可能になる。

Cubism SDK for Unreal Engineは、Unreal Engineが標準で備える機能を用いて構成されており、従来のUnreal Engineでの開発に慣れた開発者も違和感なく利用できるよう、高い親和性を持ちながら設計されている。
また、すでに別のプラットフォームでLive2Dを使用している場合でも、従来のCubismを用いたLive2D制作ワークフローを変更せず、そのままUnreal Engine上で開発を進めることが可能だ。
今回リリースされた beta版では、alpha版リリース時点では未対応だった機能への対応と、パフォーマンスの向上を行っている。
・モデルをレンダーターゲット上に描画する機能の追加
・モデルとマスク用テクスチャの描画処理の最適化による描画パフォーマンスの向上
・組み込み用データの再インポート機能の追加
・読み込んだモーションの整合性を確認する機能の追加
なお、正式版については、年内を目処にリリースできるようさらなる改善を進めていく。詳細なスケジュールは決まり次第、発表する予定だ。