ガーラ<4777>の第2四半期累計(4-9月期)の連結業績は、売上高22億4200万円(前年同期比10.7%増)、経常損益9800万円の赤字(前年同期1億2100万円の黒字)、四半期純損益4億2000万円の赤字(同5900万円の黒字)となりました。
同社では、韓国と米国海外社の売上高が伸びたものの、韓国子会社での今後の収益拡大に向けた人件費や広告費などの増加により、販売管理費が増加した、としています。
主力のオンラインゲーム事業の動向は以下のとおりです。
- 米国: 「Aika Online」の商用サービスを開始し、売上に貢献しつつある。ゲームポータル「gPotato」の会員数は800万人を突破した。
- 日本: 「Flyff Online」や「Iris Online」の商用サービスを開始した。システムトラブルやアカウントハッキングの影響を受けたが、売上高は大幅に増加した。
- 欧州: ゲームポータル「gPotato」の会員数が500万人を突破。ゲームポータルの高機能化を図っている。
- 韓国: 売上高は順調に伸びている。自社開発タイトル「iL:Soulbringer」の商用サービスを開始した。
■3月通期予想を下方修正
同時に、3月通期の業績予想を下方修正し、売上高48億円(前回予想50億円)、経常利益1800万円(同4億5000万円)、当期純損益3億1700万円の赤字(同2億5000万円)としました。前期との比較は、売上高13%増、経常利益93.5%減、当期純利益は赤字転落となります。
同社では、欧州地域で開始した「Allods Online」や日本で開始した「Iris Online」の売上高が当初見込みを下回って推移し手いることに加え、大型タイトル「iL:Soulbringer」の商用サービスに空いても、当初の第3四半期から第4四半期に延期されたため、売上高は計画を下回る見込みになった、としています。
さらに費用面では、上半期に新規タイトルの商用サービスが集中したため、運営に係る人件費やプロモーション等の販売管理費が一時的に増加したことや、「Airmatch」の開発中止に伴う減損損失や過年度外国付加価値税などの特別損失を計上することも影響した、としています。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ガーラ
- 設立
- 1993年9月
- 代表者
- 代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4777