【レビュー】LINE GAMEより6年ぶりとなる新作3 マッチパズルが登場! 『LINE マッチフライト』先行体験会をレポート!


LINEヤフー<4689>は、本日(6月16日)より配信を開始した新作3 マッチパズルゲーム『LINE マッチフライト』の先行体験会を開催した。本稿では、その模様をレポートしていく。

『LINE:ディズニー ツムツム』や『LINE バブル2』など、カジュアルなゲームが人気を博している印象が強いLINE GAMEだが、『LINE マッチフライト』は同社としても6年ぶりとなる王道3マッチパズルだ。同ジャンルでは、人気作の『LINE ポコポコ』などもあるが、本作はよりスピーディーに、スキマ時間でサクサク遊べるという点で差別化が図られているという。



そんな本作は、日本、タイ、台湾、香港、インドネシアの5ヶ国で配信。ビジュアルの可愛らしさもウリとなっており、特に主人公のおじさん「フランク」は、誰にでも好かれる見た目にデザインされている。また、ステージのギミックとしてサリーやブラウンなど「LINE FRIENDS」のキャラクターたちが登場するのも本作の大きな特徴だ。


▲ステージのギミックとして「LINE FRIENDS」でお馴染みのサリーが登場。


▲ホーム画面ではフランクが世界各国を旅していく様子が見られる。

さて、ここからはゲームの内容を紹介していこう。

3マッチパズルの基本ルールは至ってシンプル。隣り合うブロックを入れ替えて、同じブロックを3つ以上繋げることで消すことができる。決められた手番数以内にステージごとに定められた目標を達成できればクリアとなる。

▲芝生の上でブロックを消すことで芝生を除去できたり、ニンジンに隣り合う位置でブロックを消すことでニンジンを縮められるなど、見た目にも楽しいギミックがたくさん用意されている。

また、特定の形でブロックを消去することで以下4種の強力な爆弾が生まれる。

●スプリングロケット:同じブロックを縦か横に4つ揃えることで生成される。
【効果】ステージ内の縦or横一列にあるブロックを消去。縦か横かはスプリングロケットの形で判断できる。


●レーザーボール:同じブロックを縦か横に5つ以上揃えることで生成される。
【効果】ステージ内にあるいずれか1種のブロックを全て消去。


●フラワーボム:同じブロック4つを四角に揃えることで生成される。
【効果】ステージ内でフラワーボムから離れた位置にあるブロック1つを消去。なお、フラワーボム1つで異なる位置にある2つのブロックを消去できる。


●ダイナマイト:同じブロック4つをT字に揃えることで生成される。
【効果】ダイナマイトの周囲にあるブロックを消去。


このように、爆弾は単体で使用しても強力な効果を発揮するが、隣り合う位置に爆弾を生成することでより強力な効果が発動するものに合成することもできる。合成後の効果はボムの組み合わせによって決まっており、例えばレーザーボール+ダイナマイトなら“ステージ内にあるいずれか1種のブロックがダイナマイトに変化する”など、各ボムの特徴を合わせたものとなる。

▲同じ種類のボムも組み合わせることが可能で、スプリングロケット2つなら十字の位置にあるブロックを全て消去、フラワーボム2つならブロックの消去数が5つに増加するといった具合だ。

また、ステージを進める中で普段とは異なるルールが提示されるミニゲームが発生する場面も。今回の体験会では、フランクを火事から救うためにスプリンクラーまで水が通るように砂を消していくステージや、大量のコインが獲得できるステージを楽しむことができた。

他にも、100人のプレイヤーで生き残りを掛けて塔の頂上を目指す「宝の塔」という要素も。7ステージ連続クリアでコンプリートとなり、そこまで生き残ったプレイヤーで報酬を山分けする。

さらに、ゲームを特定のステージまで進めればチームを作成、または加入できるようになる。チームメンバーとは毎日ハートを送り合えるため、家族や友人を集めてチームを作るのも良いが、1人で遊んでいるという方も機能が解放されたらひとまずどこかに入ってみるのも悪くないだろう。


▲ステージが進むほどクリアが難しくなるため、ハートを得られる機会が増えるのはメリットでしかない!

チームメンバーからハートをもらって再挑戦しても中々クリアできないという方は、アイテムを使ってみるのもひとつの手だろう。アイテムの種類は以下の5種類。これらのアイテムはステージを進めることで解放されていくのだが、入手できる機会は限られており、どれも貴重なものとなっている。

●ハンマー:タップしたブロックが消える。

●グローブ:
タップした横一列のブロックが消える。

●アンカー:
タップしたブロックの縦一列が消える。

●スイッチベル:
全てのブロックをシャッフルする。

●ブーメラン:
7個のブーメランを飛ばしてブロックを消す。

そうして最終ステージをクリアすると、エンドコンテンツとなる「シークレットステージ」が出現する。ここから先は難易度もグッと上がり、序盤から動ける範囲が狭く、周りもギミックで固められている。1手も無駄にできないため、如何に効率良くブロックを消していくかがカギになる。

今回の先行体験会を経て、『LINE マッチフライト』についてプロデューサーに話を伺うことができたのでその内容も併せてお届けしていく。

本作において苦労したのは、「3 マッチパズル」という王道のジャンルでユーザーが離脱しないよう工夫を凝らす必要があったということだという。WebCMでも謳っている通り、「待ち時間にマッチフライト」「5秒で起動して1分でクリア」というスピード感を出すため、これまでに培ってきた開発技術が活かされてきた。

また、パズル自体を面白くするために爆弾の効果にも細かな調整が加わっている。特にフラワーボムが2個のブロックを消去してくれる点には独自性があり、プレイヤーが消したいブロックに飛んでくれるので他タイトルに比べてもストレスが少ない。この辺りは、搭載するAIの調整をかなり綿密に行ってきたという話だったのでその成果が表れているように感じた。

爆弾についてもう1点、あえて新たな要素を入れずに調整のみに留めたということに関しては、開発時にテストプレイを進める中で、今3マッチパズルにあるものに新たな要素を加えるのはユーザーにも馴染みがなく、導入の部分で躓いてしまいかねないからとの話だった。

先行体験会の最後には、『LINE マッチフライト』がリリース後にコラボ を予定しているというこぼれ話も。これから夏休みに入る時期でもあるので、そこに向けてぜひ盛り上げていきたいという狙いがあるようだ。

サクサクとゲームを進められる爽快感は、スキマ時間に遊ぶゲームとして非常に手に取りやすい1作となっている。日々の通勤・通学や、ちょっとした待ち時間にぜひ一度『LINE マッチフライト』を遊んでみてはいかがだろうか。

(取材・文 編集部:山岡広樹)


■『LINE マッチフライト』


©LINE Studio

LINEヤフー株式会社
https://www.lycorp.co.jp/

会社情報

会社名
LINEヤフー株式会社
設立
1996年1月
代表者
代表取締役会長 川邊 健太郎/代表取締役社長CEO 出澤 剛/代表取締役CPO 慎 ジュンホ
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
4689
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