【連載】『シャドウバースWB』初心者デッキ紹介①…「ランプドラゴン」から始めるランクマッチのすすめ


Cygamesが6月17日より、App Store、Google Play、Steam、Epic Games Storeにて配信を開始した、次世代スマホカードゲーム『Shadowverse: Worlds Beyond』(以下『シャドウバース ワールズビヨンド』)。

本作は、シンプルなルールながら戦略性が奥深いカードバトルに「超進化」や「シャドバパーク」などの新要素・新コンテンツを加え、従来のシャドウバースをさらに進化させた対戦型オンラインデジタルカードゲーム。 自分だけのカードデッキを作成し、美麗なイラストとド派手なエフェクトで彩られるカードバトルをオンライン上で誰でも気軽に楽しむことができる。

リリース2日後には100万ダウンロードを達成、各ストアでのダウンロード数ランキングや売上ランキングでも首位を獲得し、早くも大きな盛り上がりを見せている。



今は多数のキャンペーンも開催されており、ゲーム開始からすぐに非常に多くのカードパックを引くことができる。しかし、全7クラスあることから自分の使用したいクラスのカードだけを引くことは難しく、中々カードが揃わず満足いくデッキが組めないという人も多いだろう。

▲ソロプレイのバトルチュートリアルやプラクティスバトルでは多くのルピ(ゲーム内通貨)をもらうことができる。

▲シャドバパークでのクエストやイベントでもらえる「パークトレジャーキー」を使用すれば、宝箱から貴重なカードが出現することもある。

また、本作では「初心者ミッション」を全て達成することで全9種のデッキの中から好きな1つをもらうことができる。各デッキには、デッキタイプに応じたレジェンドレアカードが1枚と、ゴールドレアカードが3枚封入されており、自分の好きなクラスでゲームを始めるのにピッタリの内容となっている。


▲選べるデッキは、【兵士ロイヤル】【ランプドラゴン】【人形ネメシス】【秘術ウィッチ】【死者ナイトメア】【アミュレットビショップ】【妖精エルフ】【スペルウィッチ】【アーティファクトネメシス】の9つ。各デッキに3段階の難易度も付けられているので、初めてゲームを遊ぶという方は参考にしてほしい。

そこで、本稿ではこの最初にもらえるデッキのカードをベースに、『シャドウバース ワールズビヨンド』における各クラスのオススメデッキと回し方を連載形式で紹介していく。第1回となる今回紹介するのは、PPブーストによる加速で大型フォロワーをいち早く展開できる派手な試合が魅力的な【ランプドラゴン】だ。



▲もらえるデッキに収録されているカードはこちら。

■ゲームを始めたばかりでも組めるオススメのドラゴンデッキを紹介!

単にランプドラゴンといえどもさまざまな形があるため、今回は回復や守護、相手フォロワーの除去を意識した「守備型」と、威圧や疾走を持っているフォロワーを多めに採用した「攻撃型」の2種類を紹介する。どちらのデッキにも一長一短あるため、ドラゴンを使いたいという方はぜひ両方試して自分に合う方を選択してほしい。

・ランプドラゴン:守備型

▲現在(※6月20日時点)、どのクラスも除去が多い環境となっているため個人的には「守備型」の方がオススメ。環境は日々目まぐるしく変わっているため、自分もそれに対応していく必要がある。

・ランプドラゴン:攻撃型

▲回復がないため、相手のプランが完遂し切る前にリーダーの体力を削り切る必要がある。

なお、各用語の解説は以下の通り。

【能力の効果内容】
・守護:相手は守護を持つフォロワー以外を攻撃できない。
・威圧:相手フォロワーに攻撃されない。
・疾走:場に出たターンに攻撃できる。
・突進:場に出たターンにフォロワーを攻撃できる。
・ファンファーレ:手札からプレイして場に出たときに働く。
・ラストワード:破壊されたときに働く。
・覚醒:「自分のPP最大値が7以上」という状態を表す。

どちらのデッキも、最終的には<海溝の大剣竜>の疾走や、<シャークソルジャー>のファンファーレで相手リーダーの体力を削り切る形を目指している。つまり、試合を決めるには相手リーダーの体力を4~6(※超進化込みなら7)に減らしておく必要があるというわけだ。

では、そのためには最初の手札選択(マリガン)からどのように動けば良いのか。試合の流れに沿って解説していく。

まず初手に欲しいのはPPの最大値を増やすことができる<竜の啓示>と<栄弦の天宮・リュウフウ>だ。やはりドラゴンの強みを活かすためにも<竜の啓示>の最速プレイが理想的で、先行なら3ターン目、後攻ならエクストラPPを使用することで2ターン目にプレイしたい。



これらのカードを確保できたうえで、序盤からプレイできるフォロワーや、<龍人演義・ガリュウ>が引けているならそちらもキープ対象になる。特に、採用枚数が少ないカードは必要なターンまでに引けないケースもあることを意識しておきたい。他には、後攻2ターン目に使用できるカードが何もないなら<栄弦の奏楽>をキープしてエクストラPP込みで2ターン目にプレイするのも悪くない選択肢だ。


▲対面がアグロっぽいクラス(※特にロイヤル)の場合は、低コストの除去が引けていないのであれば<栄弦の天宮・リュウフウ>も交換対象になることを覚えておこう。

序盤は、PPブーストを優先しつつも、「守備型」なら状況に応じてなるべく自身のリーダーがダメージを受けないよう相手のフォロワーを除去したい。「攻撃型」なら威圧を持っているフォロワーを展開し、積極的に相手リーダーの体力を削っておきたい。


▲序盤から威圧持ちフォロワーに相手が除去カードを切ってくれれば終盤の大型フォロワーや威圧持ちフォロワーに相手が対応できなくなるかもしれない。

上手くPPブーストができない展開になってしまった場合は、なるべく相手の場にフォロワーを残さないよう除去を優先したい。単体相手なら<駆け出しのドラゴンスレイヤー>のファンファーレや、<猛撃のドラゴンウォーリアー>の進化権を切るタイミングが鍵になってくるだろう。


▲<猛撃のドラゴンウォーリアー>は、進化時に相手フォロワー1体に4ダメージ、超進化なら全ての相手フォロワーに4ダメージという優秀なカード。また、4コスト4/5のため最速でプレイするだけでも相手にとっては中々に厄介。


▲低コストのフォロワーをたくさん並べられるような展開になったなら、ファンファーレで相手のフォロワー全てに1ダメージ、さらに進化時にファンファーレと同じ能力が働く<迸る光明・アポロン>もオススメだ。

中盤は覚醒前なら<ディザスターブレス>でお茶を濁しつつ、覚醒後は<海溝の大剣竜>で相手リーダーの体力を削ったり、<栄弦の奏楽>や<白鱗の御使い>でこちらのリーダーの体力を回復しておきたい。

また、「守備型」に採用している<雲海の騎竜兵>は、守護持ちかつラストワードで<大翼のドラゴン>(5/5の威圧持ちフォロワー)を1枚場に出すため、意外に侮れない。<大翼のドラゴン>が場に残れば5ダメージの攻撃ができるため、相手がフォロワーの展開にまごついたタイミングがあれば、積極的にプレイしておきたいカードだ。


▲相手の場にフォロワーがいない、もしくは1体かつ<雲海の騎竜兵>が進化してそのフォロワーを倒せる状態でプレイできるのがベスト。ただし、除去スペルが多いウィッチなどには簡単に対策されてしまうので注意。相手のデッキの特徴を理解したうえで自分の行動を決められるようになれば勝ちへもグッと近付くだろう。

そうして終盤に<龍人演義・ガリュウ>や<ナイトフォールドラゴン>で相手の対応に迫りつつ、先述した通り<海溝の大剣竜>や<シャークソルジャー>で相手リーダーの体力を詰め切れるのが理想となる。



まだゲームがリリースされたばかりで各デッキとも研究中であるということを踏まえたうえでも、今回の環境は非常にバランスが良く感じる。どのリーダー、どのデッキにも活躍のチャンスがあるため、本記事を取っ掛かりに、繰り返し遊んでぜひ自分なりの勝ち方を確立していってほしい。

■カードが揃ってきたら自分好みにデッキをカスタマイズ!(ドラゴン編)

なお、今回紹介したデッキはゲームを始めたばかりの方向けであり、毎日無料で引ける1パックや、ミッション・バトルパスなどから得られる報酬でゲームを遊べば遊ぶほどカードが揃っていくはず。そこで、手に入れたらぜひ入れ替えたい・追加したいカードも紹介しておこう。なお、ブロンズレアとシルバーレアのオススメカードに関しては既にデッキに採用済みのため割愛する。

●レジェンドレア(ドラゴン)
ドラゴンクラスのレジェンドレアカード<龍人演義・ガリュウ>、<灼熱のアナテマ・バーンドナイト>、<覇道の竜翼・フォルテ>は、やはり貴重なカードだけあって効果も強いためあればあるだけ投入してOK。特に、もらえるデッキにも1枚入っている<龍人演義・ガリュウ>は、攻守共に優れており汎用性が高いため、2枚目を早めに手に入れておきたいところ。



<灼熱のアナテマ・バーンドナイト>は全体除去となっており、先に紹介したデッキでは主に「守備型」の方で採用したい。手札から捨てたカードのコスト分のダメージを相手のフォロワーに与えられるので、相手の場にに合わせて臨機応変に対応できるのが嬉しい。



<覇道の竜翼・フォルテ>は、5/2の疾走、威圧持ちのフォロワーで除去されにくい高打点となる。先に紹介した「攻撃型」のデッキに採用すれば、相手が除去せざるを得ない盤面を作りやすく、苦しい展開を強いることができるだろう。もちろん最後の一押し、フィニッシャーとしても非常に心強いカードだ。



●ゴールドレア(ドラゴン)
ゴールドレアから紹介するカードは、<再臨のジェネシスドラゴン>、<ナイトフォールドラゴン>、<栄弦の天宮・リュウフウ>の3枚だ。これらのカードは、「守備型」「攻撃型」問わずドラゴンを使うならぜひ採用したいものばかりで、ある意味、レジェンドレアより勝敗を握るカギとなっていると言っても過言ではない。そのため、中々手に入らないという方は、レッドエーテルでのカード生成をレジェンドレアより優先しても良いかもしれない。

まず<再臨のジェネシスドラゴン>だが、フィニッシャーとして非常に強力なカードで、疾走持ちの9/10フォロワーだ。10コストかかるため1枚出しただけでそのターンの行動は終わってしまうが、超進化込みなら相手リーダーに一気に12ダメージを与えられるため、これが1枚入るだけで勝てる試合が大幅に増えることは間違いない。また、手札になくとも勝利圏内まで相手リーダーの体力を削っておくことで、相手に「ここで回復や守護を使わなければ負けてしまうのではないか……」というプレッシャーを掛けることができる。10PPに到達するまでに手札に入っていれば良い、かつ試合中に3枚使うことはほぼないため、1~2枚の採用が望ましいだろう。



残りの2枚はもらえるデッキにも1枚入っているカードだ。<ナイトフォールドラゴン>は、相手に場を作られてしまった時の対処策として、またこちらの手札リソースが切れそうな際には超進化でカードを3枚引く動きも有用だろう。進化権が残っていない時にも出すだけで強力なカードなので3枚あるなら全て採用しても良い。ただし、相手優勢の試合展開でこちらのリーダーの体力が心もとない時には場に出すことを踏みとどまることも必要なカードだ。



最後に、<栄弦の天宮・リュウフウ>。まだゲームが始まったばかりということもあり、全カードプールに中にもPPの最大値を増やせるカードは<竜の啓示>と、この<栄弦の天宮・リュウフウ>しかない。ドラゴンの強みである大型フォロワーを先に出すという試合展開するためにも、ぜひ早めに3枚揃えたいカードである。また、覚醒後は進化権を消費せずファンファーレ能力で自動進化してくれるため、試合終盤にも突進持ちの5/5フォロワーとして使用できる。



●ニュートラル(レジェンドレア)
ここからは番外編として、ニュートラル(全クラスで使用可能なカード)のレジェンドレアカードにも有用なものがあるためそちらを紹介していく。<最果ての罪・サタン>と<勇壮の堕天使・オリヴィエ>だ。

<最果ての罪・サタン>は、10コストと重く、中々場に出すタイミングが限られているカードだが、PPブーストが可能なドラゴンとは非常に相性が良い。序盤から<竜の啓示>や<栄弦の天宮・リュウフウ>でPPブーストを重ねることができた試合なら、最速6ターン目に<最果ての罪・サタン>を場に出して相手に絶望を与えることも可能だ。


▲アポカリプスデッキに入っているカードはどれも強力で相手を圧倒する力がある。全体除去や回復はないので、事前に<ナイトフォールドラゴン>や<白鱗の御使い>などを手札に残しておき、臨機応変に対応できるようにしておきたい。

<勇壮の堕天使・オリヴィエ>は、ファンファーレでカードを2枚引き、自分のリーダーを2回復、さらに自分のPPを2回復してくれると効果が盛りだくさんのカードだ。さらに、超進化能力で自分の場の進化前フォロワー1枚を超進化させることができるため、自分の場にフォロワーがいない状態からでも、回復したPPでさらにフォロワーを場に出すことで、1ターンに超進化フォロワーを2面展開できる優秀な効果を持っている。


▲大型フォロワーを展開するまで勝ちが見えないランプドラゴンはどうしても試合展開が長くなりがちなので、自分のリーダーを2回復する効果も非常にありがたい。

ここで紹介したカードは、引けた、もしくは生成できたのであればぜひすぐにデッキに投入してほしい。入れ替え候補となるのは、基本的にはコストが近しいものや同じ役割を持つものが望ましいだろう。参考として、現在、筆者が使用しているドラゴンのデッキも紹介しておく。


▲所々欲しいカードが得られずまだまだ完成には至っていないが、ランクマッチでも十分に勝てているので、ゆっくりとカードを集めていくの良いだろう。

次回は多数のフォロワーを展開し、止めどなく攻勢を仕掛けることが得意な「兵士ロイヤル」を紹介予定。そちらの記事もぜひ楽しみにお待ちいただきたい。

(文・編集部:山岡広樹)

 

■『Shadowverse: Worlds Beyond』 

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