【イベント】「シャドバWB×GBVSR合同企業対抗戦」をレポート! さまざまなジャンルから40社が参戦!


Cygamesは、7月4日、都内・板橋区のコミュニティスペース「eスポフィールド」にて、「シャドバWB×GBVSR合同企業対抗戦」を開催。当日は『Shadowverse: Worlds Beyond』(以下、『シャドバWB』 )と『グランブルーファンタジー ヴァーサス -ライジング-』(以下、『GBVSR』)の対戦を楽しむ大会が行われたほか、企業間の交流を目的とした懇親会も実施された。本稿では、その模様をレポートしていく。




今回の「シャドバWB×GBVSR合同企業対抗戦」には、1企業あたり両タイトル合計で4名までがエントリー可能となっており、全40社・97名が参加した。試合形式は個人戦スイスドロー(全6回戦)で行われ、各タイトルの個人成績と、両タイトルでの総合成績でそれぞれ順位が決定。入賞者には豪華景品がプレゼントされた。




対戦ルールは、『シャドバWB』はBO1、『GBVSR』は3ラウンド1ゲーム先取(BO1)で行われた。弊社からも、筆者を含めた4名が『シャドバWB』にエントリー。当初はメディアも一般企業の部に混じる形が想定されていたが、応募者多数とのことで一般企業の部とメディア部門に分かれて開催されることに。
※メディア部門は人数の関係上、全5回戦となった。



■優勝して先行カード情報を掴むのはどのメディアか!?

筆者はこの日、使用するデッキとして「人形ネメシス」を選択。まだゲームがリリースされたばかりということもあり、比較的アグロに寄せたデッキが多いのではないかという予想と、現在、環境で流行っているスペルウィッチやアーティファクトネメシスとも互角以上に戦えると考えてこの選択となった。

使用デッキ:人形ネメシス


●1回戦(vsナイトメア)
1回戦のお相手はナイトメア。気を付けなければいけないのは、何といっても8PPで使用可能な<奔放なる獄炎・ケルベロス>だ。このカードは登場時に自分の場のフォロワーを全て+2/+0するため、アミュレットの<瞑地の霊園>や超進化と合わせることで1ターンで最大11点のダメージをリーダーに与えてくる。



序盤から小型のフォロワーが並ぶことが多く、【ネクロマンス_4】で【疾走】を持つ<悪辣のレッサーマミー>もいるため、一気にやられてしまわないようリーダーの体力に気を遣わなければならない。

ナイトメアにはリーダーに直接ダメージを与えてくるカードも複数あるため、序盤の小型フォロワーからのダメージも馬鹿にならない。こちらもしっかりとフォロワーを盤面に残しながら、<操り人形>を集めたり<プロシードハート・オーキス>を引ける可能性があるカードをプレイしていく。

進化権が解放されたタイミングで盤面の有利を取れていたため、こちらも一度勝負に出てみることに。<魔鋼の騎兵>を進化し、相手に<エンドレスハンター・アラガヴィ>をプレイされても苦しくない盤面を作り上げる。1体でも処理が漏れれば一気にこちらのペースに持っていけそうだったが、ここは<瞑地の天宮・ムカン>の進化で場のフォロワーを全て綺麗に破壊されてしまう。



しかし、これにより<殺意の糸・ノア>を無理なくプレイできたことで<プロシードハート・オーキス>でプレイするための<操り人形>の準備が完了。手札には<プロシードハート・オーキス>が1枚あるため、相手に回復がなければ9PPのターンまでに2枚目を引き込むことができれば勝ちまで見ることができた……が、ここからが長い旅の始まりだった。2枚目の<プロシードハート・オーキス>が来ない……!


▲お互いに除去は得意としているため場のフォロワーは処理できるものの、進化権やキーカードを次々と切らされていく。

山札の残り枚数が14枚となった15ターン目にやっと2枚目の<プロシードハート・オーキス>が到着。手札にたっぷりと増えた<操り人形>を<殺意の糸・ノア>でパワーアップしていく。最後は相手に<プロシードハート・オーキス>を返す手段がなかったため、無事に勝利することができた。

●2回戦(vsウィッチ)
1回戦目から中々の死闘となり、早くもやや疲弊を感じる中での2回戦。お相手はウィッチ。気を付けなければいけないのは10PPでの<五行の果て・クオン>や<最果ての罪・サタン>からの<オーバーディメンション>で、相手に超進化が残った状態でこのコンボが決まるとこちらのリーダーの体力が20残っていても一気に勝負を決められてしまう。

相手が10PPに到達する前に勝ち切る、もしくは進化権を全て使わせることが勝利の糸口となるため、序盤から攻めを意識して相手リーダーの体力を奪うことに。



こちらが先攻だったため、相手は4ターン目にエクストラPPを使用して<マナリアフレンズ・アン&グレア>をプレイ。進化まで使用することでこちらのフォロワーが一掃されてしまう。


▲最速での<マナリアフレンズ・アン&グレア>はウィッチの鉄板プレイ。こちらは<楽朗の天宮・フィルドア>の進化でしっかりと守護の裏に隠れたアン&グレアを破壊していく。

6ターン目には<殺意の糸・ノア>をプレイできたことで、またしてもあとは<プロシードハート・オーキス>を引き込むだけという状況を作れたかと思いきや……!相手の6ターン目の動きに苦しめられることに。再びの<マナリアフレンズ・アン&グレア>からの、<ブレイズデストロイヤー>を3体並べられるという圧倒的なパワープレイ。


▲7PPで<五行の果て・クオン>をプレイされても対応できるような手札は揃えていたものの、それ以上の盤面を作られては頭を抱えるしかない。

こちらのキーカード<プロシードハート・オーキス>がプレイできるのは8PPからということも分かったうえで、7PPでは返し切れないフォロワーを展開され、人形ネメシスの弱点を突かれる形となり敗北を喫してしまった。仮に<箱庭の断罪者・シルヴィア>が手札にあったとしても、こちらの超進化を使わされたうえ、手札に抱えた<操り人形>を大量に消費し、それでも<ブレイズデストロイヤー>が1体残るという状況だったため、これはかなり上手いプレイだと相手を称えざるを得なかった。

●3回戦(vsウィッチ)
3回戦のお相手はまたしてもウィッチ。戦略としては先ほどと同じく、序盤からフォロワーを場に出していく。リーダーの体力を削っておきたいところだったが、先攻なうえ<楽朗の天宮・フィルドア>が手札になかったため、泣く泣く相手の盤面処理に付き合わざるを得ない状況に。


▲ここで<マリオネットランサー>を2体並べておけば、<マナリアフレンズ・アン&グレア>を出されてもなんとか返すことができる。

相手の4ターン目は予想通り<マナリアフレンズ・アン&グレア>。前のターンから準備していた<改良型・操り人形>と<オートマタアサシン>で相手の場を一掃する。人形ネメシスとしては、ここで進化権を温存しながら相手の盤面を更地にできたのは非常に大きい。

相手の5ターン目には再び<マナリアフレンズ・アン&グレア>をプレイされたが、先ほど進化権を温存できたことで<殺意の糸・ノア>に進化を使用。これで、手札に<操り人形>を残しながら相手の場を再び制圧することができる。



しかし、次の6ターン目も相手は<マナリアフレンズ・アン&グレア>。ここまで相手の盤面に付き合っている関係上、リーダーの体力が削れておらず、このまま10PPを迎えてしまうと非常に不味い状況に。先に述べた<オーバーディメンション>と、<五行の果て・クオン>や<最果ての罪・サタン>のコンボでワンターンキルを狙われてしまうからだ。



手札には<プロシードハート・オーキス>がまだ1枚しかなかったが、9ターン目に2枚目を引き込めることを信じて8ターン目から相手リーダーの体力を削りにいく。これの返しが<五行の果て・クオン>だったため、ここで2枚目の<プロシードハート・オーキス>が来ればそのまま勝ちだったが、ここではまだ<プロシードハート・オーキス>が来ず……。

相手の9ターン目に<最果ての罪・サタン>が出てきたことで肝が冷えたが、<オーバーディメンション>を合わせてプレイされなかったのと、ここで相手に最後の超進化を使わせることができたため、一旦は窮地を逃れることができた。<プロシードハート・オーキス>か<狂気の創造者・リーアム>のどちらが来ても勝てるよう場を整えておく。


▲なんとか11ターン目に<狂気の創造者・リーアム>を引くことができ、3戦目は辛くも勝利となった。

●4回戦(vsロイヤル)
本大会に備えて【人形ネメシス】のデッキを使い込んできたわけだが、ここまで<プロシードハート・オーキス>も<狂気の創造者・リーアム>も引けないのは中々に珍しい。「今日は運がないのかもしれない……」などと考えながら向かった4回戦。お相手はロイヤル。そして、同じ編集部のメンバー同士での対戦となり、改めて本当に運がなかったと思い知らされた。

ロイヤル対面で気を付けなければいけないのは、試合後半に出てくる<レヴィオンの迅雷・アルベール>だ。こちらの場の全てフォロワーに3ダメージを与えながら、2回攻撃を行ってくる。相手に超進化が残っていれば、1ターンで12点のダメージが出てしまうため、9PP以降、その圏内に入れてはいけない。逆に、回復は少なめとなっているので、可能なら序盤から低コストのフォロワーを並べて相手リーダーの体力を削っておきたい。

序盤こそテンポ良く動けていたものの、進化権が解放される4ターン目に手札が重くなりすぎてしまい、満足いく動きができない。ここで勢いがストップしてしまったことで、相手に<王断の天宮・スタチウム>のプレイを許してしまい、一気に不利盤面に。


▲こうなると相手盤面の処理に付き合わざるを得ず、中々相手リーダーの体力を削らせてもらえない状況に。

とはいえ、まだ7・8ターン目に<プロシードハート・オーキス>を連打できれば勝ち切れる範囲ではある。しかし、6ターン目にはエクストラPPや超進化も使わざるを得なくなったことでより苦しい展開に。


▲進化1回、超進化1回だと10ターン目にプレイできる<狂気の創造者・リーアム>までなんとか試合を引き伸ばさなければならない。

その後、8ターン目にプレイされた<煌刃の勇者・アマリア>への対応が遅れ、そのまま次ターンに<レヴィオンの迅雷・アルベール>をプレイされ敗北となってしまった。


▲<煌刃の勇者・アマリア>をプレイされる前に体力4以上のフォロワーを並べることができればまた違った展開もあったかもしれないが、今回はそれができなかったことで相手の展開力に押し切られてしまった。

●5回戦(vsロイヤル)
ここまで2勝2敗。なんとか勝ち越して終わりたい最後のお相手は再びロイヤル。この日、対面はしなかったものの会場にはビショップやドラゴンを使っていた人もたくさんいたとのことで、どのリーダーも満遍なく使われる非常にバランの良い環境であることが伺えた。


▲この対面で初手に<愛執のドールユーザー>が2枚はかなりアツい展開。

今回は序盤から場にフォロワーを枯らすことなくしっかりと展開できたことで順調に相手リーダーの体力を削っていく。特に、<オートマタアサシン>が場に残ったことでかなり有利にフォロワーを場に残すことができた。



相手の7ターン目にはまたしてもエクストラPPを使用して<煌刃の勇者・アマリア>をプレイされたが、今回は事前に<スティールナイト>を2体破壊できていたこと、さらに相手リーダーの体力も序盤から削っておけたことで<プロシードハート・オーキス>のプレイが非常に強力な動きとなった。



最後は、そのまま<プロシードハート・オーキス>を押し込んで勝利を飾ることができた。

これにて「シャドバWB×GBVSR合同企業対抗戦」メディア部門は終了。結果は3勝2敗で惜しくも8位という結果になってしまったが、また機会があればぜひリベンジしたい。なお、本大会の優勝、準優勝のメディアには新カードの情報が先行公開されるとのことなので、記事が掲載されたらぜひそちらもチェックしてほしい。

■Shadowverse: Worlds Beyond メディア部門

優勝:4Gamer.net ルネ選手(写真右)
2位:リアルサウンド テック RS片村選手(写真左)

また、「Shadowverse: Worlds Beyond部門 一般企業の部」や「GBVSR部門」、「総合優勝」の結果は以下の通り。自身も大会に参加していた関係上、その詳細までチェックすることはできなかったが、周りでは歓声が挙がることもあり、どこも熱い戦いが繰り広げられていたようだ。


▲開戦時、「バトル!シャドウバース!」の掛け声と共に試合開始していたのが印象的だった。



▲「GBVSR部門」はコントローラー持参で普段の環境に近い形で対戦が行われていた。

■Shadowverse: Worlds Beyond部門 一般企業の部上位4名

優勝:株式会社イプロス 泥人形選手(写真)
2位:株式会社ブシロード マサヤ最強伝説選手
3位:合同会社アズユニ kohan選手
4位:株式会社Game&Co. Hiro選手

■GBVSR部門 優勝者

優勝:株式会社エクシング おりはら選手

■総合優勝企業

総合優勝:株式会社ウィットワン

最後は、優勝チームコメントからの音頭に合わせて「Cygames最高!」の掛け声で幕締めとなる熱いイベントとなった。



▲「シャドバWB×GBVSR合同企業対抗戦」後は、懇親会も行われた。各所で名刺交換が行われていたのは本イベントならではの光景だ。


(取材・文 編集部:山岡広樹) 



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