東映アニメ、1Q(4~6月)決算は売上高15%減、営業益1%減 前年同期好調の反動で減収減益も売上高は過去3番目、営業益は過去2番目の好業績に
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東映アニメーション<4816>は、7月30日、2026年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、前年同期の「スラムダンク」や「ゲゲゲの鬼太郎」の国内配信権販売の好調などの反動で減収減益となった。
ただ、第1四半期として売上高は過去3番目、営業利益は過去2番目の好業績での着地となっている。
売上高194億8800万円(前年同期比15.5%減)
営業利益65億7800万円(同1.6%減)
経常利益71億4100万円(同0.6%減)
最終利益52億2900万円(同1.4%減)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①映像製作・販売事業 売上高54億4600万円(前年同期比40.4%減)、セグメント利益11億3100万円(同52.2%減)
劇場アニメ部門では、「映画おしりたんてい スター・アンド・ムーン」(2025年3月公開)を前期から継続して公開した。前年同期に公開継続していた映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の反動減により、減収となった。テレビアニメ部門では、「ワンピース」「キミとアイドルプリキュア♪」「おしりたんてい」「ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ」「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の5作品を放映した。前年同期と比較して放映作品数が減少したことにより、若干の減収となった。
コンテンツ部門では、前年同期好調に稼働した映画「THE FIRST SLAM DUNK」のブルーレイ・DVDの反動減により、減収となった。
海外映像部門では、前年同期に追加ロイヤリティ収入を計上した配信権販売や、「ドラゴンボール」シリーズのビデオ化権販売の反動減により、大幅な減収となった。
その他部門では、前年同期好調に稼働した映画「THE FIRST SLAM DUNK」、映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」をはじめとした、国内の映像配信権販売の反動減により、大幅な減収となった。
②版権事業 売上高117億5500万円(同5.1%増)、セグメント利益65億8400万円(同18.0%増)
国内版権部門では、「ドラゴンボール」シリーズのゲーム化権販売が前年同期の勢いには至らなかったことなどから、減収となった。海外版権部門では、「ワンピース」「デジモン」シリーズの商品化権販売が好調に稼働したことから、増収となった。
③商品販売事業 売上高15億4000万円(同32.0%減)、セグメント利益8200万円(同56.3%減)
商品販売部門では、「プリキュア」シリーズのショップ事業が好調に稼働したものの、前年同期に好調に稼働した映画「THE FIRST SLAM DUNK」の商品販売の反動減により、減収となった。④その他事業 売上高8億2200万円(同28.9%増)、セグメント損益4700万円の赤字(前年同期3100万円の黒字)
その他部門では、催事イベントやキャラクターショーなどを展開した。「ガールズバンドクライ」の催事が好調に稼働したことなどから、増収となった。 -
■通期業績予想は変更なし
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2026年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、以下のとおり。
売上高880億円(前期比1.8%減)
営業利益260億円(同19.8%減)
経常利益267億円(同19.5%減)
最終利益191億円(同19.1%減)
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※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。


会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1008億3600万円、営業利益324億3200万円、経常利益331億8800万円、最終利益236億2300万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816
