コナミグループ、1Q(4~6月)決算は売上高、各利益ともに過去最高を更新 主力コンテンツが好調なデジタルエンタテインメント事業がけん引役に

  • コナミグループ<9766>は、7月31日、2026年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算(IFRS)を発表、主にデジタルエンタテインメント事業の主力コンテンツが好調に推移し、売上高、各利益項目ともに過去最高を更新した。

    売上高969億6400万円(前年同期比7.7%増)
    事業利益276億4700万円(同9.9%増)
    営業利益277億3200万円(同10.3%増)
    最終利益198億3400万円(同3.5%増)

    各事業セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①デジタルエンタテインメント事業 売上高733億1500万円(前年同期比14.2%増)、事業利益278億6800万円(同17.0%増)
    『eFootball』は、対応する全ての家庭用ゲーム機/PC版同士のクロスプレーが可能となるアップデートを実施し、引き続き好調に推移した。新作では、『SILENT HILL f』の9月発売を発表したほか、シリーズ第1作『SILENT HILL』のリメイク版の制作を決定した。

    また、YouTube「遊戯王OCGチャンネル」においてショートアニメシリーズ「Yu-Gi-Oh! CARD GAME THE CHRONICLES」を4月より公開した。

    ②アミューズメント事業 売上高45億5400万円(同7.3%減)、事業利益5億4700万円(同29.4%減)
    前期に発売した「GITADORA」シリーズの最新作「GITADORA -ARENA MODEL-(ギタドラ アリーナモデル)」の稼働が堅調に推移した。また、「わたしの幸せな結婚」と「転生したら剣でした」「マジカルハロウィン ボーナストリガー」のスマスロ機3タイトルを第2四半期に発売することを発表した。

    ③ゲーミング&システム事業 売上高75億1300万円(同22.5%減)、事業損益1億6600万円の赤字(前年同期12億7800万円の黒字)
    新コンテンツ「What the Duck」シリーズが好調な稼働を記録した。また、カジノマネジメントシステムは、新たに米国イリノイ州およびニューメキシコ州の複数のカジノ施設に「SYNKROS(シンクロス)」が導入された。

    ④スポーツ事業 売上高120億7900万円(同2.1%増)、事業利益4億2600万円(同75.3%増)
    マシンピラティススタジオ「Pilates Mirror(ピラティスミラー)」は、東京都、神奈川県において10店舗を新たにオープンしたほか、兵庫県初出店となる「Pilates Mirror 夙川」をオープンし、合計で64店舗となった。続く第2四半期は7店舗をオープンする予定。受託事業では、新たに埼玉県新座市、東京都中野区、豊島区、大阪府泉大津市のスポーツ施設の運営受託を開始した。

  • ■通期業績予想は変更なし

  • 2026年3月期通期の業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり

    売上高4300億円(前期比2.0%増)
    事業利益1140億円(同4.5%増)
    営業利益1060億円(同4.0%増)
    最終利益750億円(同0.4%増)

  • ※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

コナミグループ株式会社
http://www.konami.com/

会社情報

会社名
コナミグループ株式会社
設立
1973年3月
代表者
代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
決算期
3月
直近業績
売上高4216億200万円、営業利益1019億4400万円、最終利益746億9200万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
証券コード
9766
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