【ゲームエンタメ株概況(8/5)】バンナムHDは決算後にプラ転も戻り売りが上値抑える 『ウィンヒロ』繁体字版リリースのAiming大幅高【チャート掲載】

8月5日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前営業日比258円84銭高の4万0549円54銭でこの日の取引を終えた。米国市場で雇用統計を受けて早期利下げ期待の高まりを背景に買われた流れを引き継いだ。ただ、為替の円高への警戒感が根強いうえ、ショートカバーが中心となったため、積極的に上値を追う動きではないとの見方もあった。他方、好決算銘柄を個別で物色する動きも見られたという。

 

【主要指数】
・日経225: 40,549.54(+258.84)
・TOPIX: 2,936.54(+20.34)
・ドル/円: 147.22(+0.16)
・ダウ: 44,173.64(+585.06)
・ナスダック: 21,053.58(+403.45)
・SOX: 5,624.41(+96.80)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は62銘柄(65%)、下落は31銘柄(32%)、変わらずは3銘柄(3%)で、買い優勢だった。

大手ゲーム関連を見ると、第1四半期と中間期の業績見通しを上方修正したバンダイナムコHD<7832>が後場にはいって買われたものの、戻り売りに押されて上げ幅を縮小した。信用取引で買っている投資家が多く、決算で上がったタイミングで戻り待ちの売りが出て上値を抑えた模様だ。

 

このほか、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>、コーエーテクモHD<3635>も買われた。

 

その他ゲーム会社やディベロッパーでは、ユークス<4334>が買われた。ポールトゥウィンHDよりアクアプラス株式を取得することが手がかり材料となったようだ。ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、日本一ソフト<3851>、イマジニア<4644>、トーセ<4728>が高く、エヌジェイHD<9421>が安い。

 

また、モバイルゲーム系の銘柄は、Aiming<3911>が続伸。台湾のLoftstar社とライセンスアウト契約を締結し、『WIND BREAKER 不良たちの英雄譚』の繁体字版を台湾、香港、マカオで配信すると発表したことが材料視されたようだ。ほか、MIXI<2121>、DeNA<2432>、グリーHD<3632>、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>、モバイルファクトリー<3912>が高く、サイバーエージェント<4751>が安い。

 

アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、IGポート<3791>、東映アニメ<4816>、エディア<3935>が高く、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、東宝<9602>、KADOKAWA<9468>、GENDA<9166>、フリュー<6238>、円谷フィールズHD<2767>が安い。

 

最後に騰落ランキングを見ると、Aiming<3911>やクシム<2345>、エディア<3935>、ドリコム<3793>が値上がり率上位となり、イオレ<2334>、サイバーステップ<3810>、セルシス<3663>、モブキャストHD<3664>が値下がり率上位となった。

 

 

■ゲーム・エンタメ関連株一覧