オルトプラス、3Q(10~6月)決算は自社パブリッシングタイトル開発に注力で受託開発の売上減少 期末時点で3件の自社タイトルの開発が進行中

  • オルトプラス<3672>は、8月7日、2025年9月期の第3四半期累計(10~6月)の連結決算を発表、主力の運営タイトルのユーザー課金額の減少に加え、オリジナルタイトル開発の拡大による受託額の減少により減収、赤字幅拡大となった。

    売上高21億1500万円(前年同期比21.8%減)
    営業損益3億5700万円の赤字(同3億4400万円の赤字)
    経常損益3億3700万円の赤字(同3億1400万円の赤字)
    最終損益3億3800万円の赤字(同3億2000万円の赤字)

    持続的成長基盤の確立を目指して、自社パブリッシングタイトルを拡充すべく、大型の国内IPのゲーム化権を取得し、来年のリリースに向けて開発に着手するとともに、国内独占配信権を取得し、ローカライズ開発を開始してきた海外ゲームタイトル『忘却前夜』については、8月にリリースが決定した。また、前期より開発を進めてきたApple Arcade向けの完全オリジナルタイトル『Everybody Shogi(えぶりばでぃ将棋)』を8月6日にリリースした。

    これにより、第3四半期の期末時点では、3件の自社パブリッシングタイトルの開発が進行しており、引き続き提供タイトルの拡充のために有力なIPの獲得を目指していく。

    ゲームタイトル運営については、『ヒプノシスマイク-Alternative Rap Battle- 』に加えて、新たに『プリンセス&ナイト』の運営を受託したことから、第3四半期の期末時点では2タイトル(自社パブリッシング1、運営受託1)となった。

    受託開発については、1件の開発案件が中止となったが、新たに開発案件を3件受託し、2件の開発が完了した。第3四半期の期末時点で3件の受託開発(ゲーム系3件)が進行している。

    ゲーム開発人材を中心とする技術・人材支援は、引き続き主要取引先であるゲーム会社の開発プロジェクトの見直しや運営中止などの影響を受けて人材稼働数の減少が続いたが、第3四半期期間においては微増となった。今後もゲーム業界での営業活動に加えて、ゲーム業界以外のクライアントの獲得にも継続して注力していく。

  • ■2025年9月期通期の業績見通しは引き続き非開示

  • 2025年9月期通期の業績見通しは引き続き非開示。開発・運営受託における案件獲得や開発の進捗状況、運営タイトルの売上状況、市場環境などの変化により同社グループの業績が大きく変動する可能性があり、現時点において信頼性の高い業績予測値を合理的に算出することが困難となっているため、としている。

  • ※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

株式会社オルトプラス
https://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高35億1600万円、営業損益4億5200万円の赤字、経常損益4億1600万円の赤字、最終損益4億5200万円の赤字(2024年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
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