DeNA、『ポケポケ』年内に大型アップデートに向けて検討・開発に着手…コレクション体験の充実で継続率やログイン頻度向上目指す

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>の岡村信悟社長(写真)は、『Pokémon TCG Pocket(ポケポケ)』について、大型アップデートの実施を目指して検討・開発に着手していく考えを示した。リリース当初に比べて既存ユーザーの継続率が低下しているという課題があり、コレクション体験の充実など、ログイン頻度の向上につながる施策を考えているそうだ。気になる具体的な内容については今後発信していくという。
『ポケポケ』については、第1四半期(25年4~6月)においてはリリース当初の初速に比べて反動がみられたものの、引き続きグローバルに幅広く利用されているという。各種KPIも公開し、第1四半期の平均MAU(月次アクティブユーザー数)は約3900万人で、ユーザー消費額に占める海外ユーザーの比率は約6割だった。
なお、ゲーム事業の売上収益は前年同期比61.7%増の181億3500万円、セグメント利益は同1061.1%増の100億5700万円と大幅な増収増益となった。前期の第3四半期、第4四半期に比べて落ち着いたことは否めないが、高水準の収益を継続している。年内の大型アップデートで、こうしたトレンドをどう変化させていくのか注目される。

会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1639億9700万円、営業利益289億7300万円、税引前利益318億1700万円、最終利益241億9300万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432