ソニーグループ、26年3月期のゲーム事業の上方修正は「ファーストパーティの増収」(陶琳氏)…『DEATH STRANDING 2』や『Ghost of Yōtei』に期待

ソニーグループ<6758>は、この日(8月7日)、2026年3月通期のゲーム&ネットワークサービス分野の業績見通しについて、売上高を4兆3000億円から4兆3200億円、営業利益を4800億円から5000億円にそれぞれ引き上げた。第1四半期(25年4~6月)の決算説明会で説明にあたった執行役CFOの陶琳氏は、コスト改善ともに、ネットワークサービスの堅実な売上増、ファーストパーティのゲームタイトルの増収が主な要因であると説明した。第1四半期は、サードパーティとネットワークサービスの増収が中心だったが、第2四半期以降大きく変わることになる。
スタジオビジネスでは、『MLB The Show』シリーズや『Destiny 2』『Helldivers 2』などライブサービスゲームの売り上げが成長する見通し。シングルプレイヤーAAAタイトルでは、6月に発売した『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』に続き、10月に発売する『Ghost of Yōtei』が貢献する。また、『Marathon』については、ゲームプレイの質をより磨き上げるためにリリースを延期することを決定したとのこと。


陶氏は、「コミュニティからのフィードバックを生かして、ゲームプレイを強化し、ストーリーへの没入感を高めることで、ユーザーのゲーム体験全般をさらに充実させることができると考えており、その実現に向けて全力で取り組んでいます」と述べた。
会社情報
- 会社名
- ソニーグループ株式会社
- 設立
- 1946年5月
- 代表者
- 代表執行役会長 吉田 憲一郎/代表執行役社長CEO 十時 裕樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高及び金融ビジネス収入12兆9570億6400万円、営業利益1兆4071億6300万円、税引前利益1兆4737億2600万円、最終利益1兆1416億円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6758