enish、2Q(1~6月)決算は売上高24%減、3億8400万円の営業赤字を計上 6月30日付で『ごとぱず』のサービスを終了

  • enish<3667>は、8月8日、2025年12月期の第2四半期累計(1~6月)の決算(非連結)を発表、6月30日付で『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない』のサービスを終了するなど売上高の減少が影響し、各利益項目の赤字計上が続いた。

    なお、最終赤字が膨らんでいるのはブロックチェーンゲーム関連の資産に係る損失2億4400万円を貸倒損失として特別損失に計上した影響によるものとなる。

    売上高11億9300万円(前年同期比24.2%減)
    営業損益3億8400万円の赤字(前年同期5億7700万円の赤字)
    経常損益3億8200万円の赤字(同6億900万円の赤字)
    最終損益6億3300万円の赤字(同6億1100万円の赤字)

    既存タイトルについては、リリース15年目を迎えた『ぼくのレストラン2』および『ガルショ☆』は、コラボレーション施策などが好調に推移しており、引き続き同社の売上収益に大きく貢献した。リリース3周年を迎えた『進撃の巨人 Brave Order』では、ゲーム内のさらなる活性化を図るため、新規ユーザーの獲得や既存ユーザーの呼び戻し施策、機能改善などを進めており、引き続き魅力的なイベント施策を展開し、収益寄与につなげていく。

    2024年8月にリリースされたモバイルゲームクオリティのブロックチェーンゲーム『De:Lithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ)』は、ガバナンス・ユーティリティトークン「GEEK」の暗号資産取引所からのデリストにより、売上への寄与は限定的となったが、再始動に向けた対応を開始した。ユーザーからの意見を大切にしながら、今後の展開につなげていく。なお、「GEEK」のデリストにより、同社がGeekOutに対して保有していた貸付金および売掛金について、回収不能と判断したことから、貸倒損失2億4400万円を特別損失として計上している。

    2025年夏のリリースを予定する新作として、オンライン麻雀ゲーム『雀エボライブ』を開発中であることを発表した。さらに、2025年夏のリリースを予定する新作パズルゲーム『声優どうぶつ園 ボイスフル』を開発中であることも発表した。

  • ■2025年12月期の業績予想は引き続き非開示

  • 2025年12月期通期の連結業績予想については引き続き非開示。モバイルゲーム事業を取り巻く環境の変化が激しく、同社の業績も短期的に大きく変動する可能性があることなどから、信頼性の高い業績予想数値を算出することが困難となっているため、としている。

株式会社enish
http://www.enish.jp/

会社情報

会社名
株式会社enish
設立
2009年2月
代表者
代表取締役社長 安徳 孝平
決算期
12月
直近業績
売上高33億1700万円、営業損益8億1500万円の赤字、経常損益8億6200万円の赤字、最終損益8億8200万円の赤字(2024年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3667
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