【ゲームエンタメ株概況(8/15)】2Q黒字転換や通期業績予想増額を材料に東京通信グループが高値更新 国内証券が目標株価引き上げのタカラトミーは反発

8月15日の東京株式市場では、日経平均は大幅反発し、前日比729.05円高の4万3378.31円で取引を終えた。4~6月期のGDP(国内総生産)速報値が市場予想を上回ったことに加え、為替が1ドル=147円台後半まで円安方向に振れたことで、史上最高値を更新した。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は49銘柄(51%)、下落は44銘柄(46%)、変わらずは3銘柄(3%)で、上昇した銘柄のほうがやや多かった。
中で、ソニーグループ<6758>が年初来高値を更新したほか、カプコン<9697>や任天堂<7974>なども買われた。
前日8月14日に発表した第2四半期決算が黒字転換となったことに加え、投資有価証券の一部の売却などによる2025年12月期通期の業績予想の上方修正を発表した東京通信グループ<7359>は6日続伸し、年初来高値を更新した。
岩井コスモ証券が投資判断「A」を継続し、目標株価を3500円から4200円に引き上げたタカラトミー<7867>は反発した。
シリコンスタジオ<3907>やサン電子<6736>、イオレ<2334>なども高い。
半面、第3四半期決算が役員退職慰労引当金の計上などもあり、大幅な減益での着地となったまんだらけ<2652>が大幅反落した。
決算関連ではアルファポリス<9467>やビーグリー<3981>、DLE<3686>なども安い。
通期業績予想の下方修正を発表し、最終損失が3億400万円に拡大する見通しとなったmonoAI technology<5240>は急反落し、300円台を割り込んだ。

会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミー
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 小島 一洋/代表取締役社長CEO 富山 彰夫
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2502億3500万円、営業利益248億7000万円、経常利益240億3300万円、最終利益163億5000万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7867
会社情報
- 会社名
- 株式会社東京通信グループ
- 設立
- 2015年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高58億6100万円、営業損益2億3000万円の赤字、経常損益2億1100万円の赤字、最終損益4億1300万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7359