【Steam(8/23～8/29)】『ウマ娘』『MGSΔ』『スパロボY』『エーペックス』『シャドバWB』が首位獲得と大混戦　JR東日本TSが東武線参戦でTOP10復帰

25年8月23日～29日のSteam売上ランキング上位の状況を振り返っていこう。まず、1週間のまとめからみていきたい。

・『ウマ娘 プリティーダービー』が週の初めに首位を獲得し、4.5周年記念キャンペーンで最大100連ガチャ無料やジュエルプレゼント、新ウマ娘登場などの施策が奏功した。
・週中盤には新作タイトルが上位を占め、『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』と『スーパーロボット大戦Y』がリリース前から上位をキープし、リリース日には両タイトルが1位、2位を争った。
・JR東日本『JR東日本トレインシミュレータ』がTOP100圏外から急上昇し、特に初の私鉄DLC（東武鉄道編）の追加が売上を大きく伸ばした。
・『オーバーウォッチ 2』がシーズン18の開幕と大型アップデートにより急上昇し、新ヒーローの登場や新コンテンツ追加が貢献した。
・週の終わりには『Shadowverse: Worlds Beyond』がカードパック追加により首位に返り咲き、その他運用型ゲームや新作『Wuthering Waves』、『Lost Soul Aside™』なども大型アップデートやリリースで上位にランクインした。

平日朝の状況は以下のとおり。

■ 25年8月25日 (月)
■ 25年8月26日 (火)
■ 25年8月27日 (水)
■ 25年8月28日 (木)
■ 25年8月29日 (金)

■ 25年8月25日 (月)

8月25日10時5分現在の国内Steam売上ランキングは、Cygames『ウマ娘 プリティーダービー』が首位を獲得した。2日連続の首位である。8月24日よりリリースから4.5周年を記念して、4.5th Anniversary キャンペーンを開催している。ゲーム内では最大100連ガチャが無料で引けるほか、ジュエルが最大6000個のプレゼントを行うとともに、新たな育成ウマ娘「[緋想の誓衣]スティルインラブ」が登場するガチャなど多彩な内容となっている。

近日発売予定の『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』や『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION』が順位を上げたほか、2K『ボーダーランズ®4』が12位まで順位を上げてきた。『ボーダーランズ®4』は、Gearbox Softwareが開発し2K Gamesが発売する予定のアクションRPG要素を含む一人称視点の「ルーターシューター」。最大4人と協力し、数十億種類の武器を駆使し、協力アクションで凶悪な敵を豪快に倒していく内容となっている。

これ以外には、セールタイトルのランクアップが目立っている。スクウェア・エニックス『KINGDOM HEARTS -HD 1.5+2.5 ReMIX-』が40％OFFの4488円、マイクロソフト『Forza Horizon 5』が50％OFFの3795円でそれぞれ8位、20位に入った。

■ 25年8月26日 (火)

8月26日10時現在の国内Steam売上ランキングは、コナミデジタルエンタテインメントの新作『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』が首位を獲得した。8月28日のリリースに向けて予約注文が伸びていることが伺える。同日発売のバンダイナムコエンターテインメント『スーパーロボット大戦Y』も2位にランクアップしており、明後日発売の新作で1位、2位を占める状況となった。

3位にはDANGEN Entertainmentの新作『タレットと少女』が入った。一時2位まで順位を上げていた。本作は、外来生物の大群から地球を守るため、新兵としてタレットに乗り込み戦うスピーディーなレールタレット防衛シューティングゲーム。外来生物駆除課(P.A.N.T.S.U.)の一員となり、アップグレード可能なタレットとジェネレーターを駆使して超兵器をチャージし、敵の群れに立ち向かっていく。

エレクトロニック・アーツの新作『EA SPORTS FC™ 26』が前日22位から14位まで順位を上げてきた。サッカーゲームシリーズ「EA Sports FC」の最新作で、9月26日にリリースする予定。

このほか、運用型ゲームでは、『Yu-Gi-Oh! Master Duel』が11位まで順位を上げている。昨日よりWCS開催を記念し、イラスト違いのUR「魔導戦士 ブレイカー」(ロイヤル加工)とシークレットパック「無限大の業火」20パック（UR1枚確定）、限定アクセサリーの特別セットの販売を開始するとともに、新シークレットパック「無限大の業火」の提供を開始した。

■ 25年8月27日 (水)

8月27日9時45分現在の国内Steam売上ランキングは、コナミデジタルエンタテインメント『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』が首位をキープした。2日連続である。バンダイナムコエンターテインメント『スーパーロボット大戦Y』、エレクトロニック・アーツ『エーペックスレジェンズ』が3位と続いた。

この日は、JR東日本『JR東日本トレインシミュレータ』が7位にランクインした。TOP100圏外からの急上昇となる。DLC『東武鉄道編 (北春日部 → 北千住,志木 → 池袋) 10030型』を追加しており、DLCとともに売上を伸ばしているようだ。

鉄道会社公式の本格的な運転シミュレータとして人気を集めている本作だが、今回、初めて私鉄の取り扱いを開始したという。今後、他社の取り扱いも拡充し、鉄道運転シミュレータのプラットフォームのような存在を目指していくのだろうか。

このほか、『オーバーウォッチ 2』が前日41位から8位と33ランクアップした。本日よりシーズン18を開幕した。「スタジアム」へのクイック・プレイ実装、新マップ・ルール追加、新サポート・ヒーロー「ウーヤン」の登場、50以上の新パーク導入など様々なアップデートが行うほか、「サマー・ゲーム」のような期間限定イベントや2種の新ミシック・アイテムも登場する。

■ 25年8月28日 (木)

8月28日10時15分現在の国内Steam売上ランキングは、新作リリースが多く、複数の新作タイトルが上位に入った。バンダイナムコエンターテインメント『スーパーロボット大戦Y』が前日2位から首位に立ったほか、前日首位だったコナミデジタルエンタテインメント『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』が2位にランクダウン。

マーベラス<7844>の『牧場物語 Let's!風のグランドバザール』が3位にランクインした。「牧場物語」シリーズ最新作で、風が吹く山あいの町「そよかぜタウン」を舞台に、牧場で作物や動物のお世話をしバザールで収穫物を販売したり、町の住人たちとの交流を通じて世界一の大バザールを目指していく内容となる。

このほか、フリュー<6238>のオリジナルタイトル『ヴァレット/VARLET』が10位にランクイン。自分が何者なのかという問いに苦悩し、成長する少年少女たちとの出会いを通じて、自分の知らない自分自身を探す学園RPGとのこと。生徒からの相談に乗ったり、放課後には気になる仲間と外出をして学校生活を楽しみながら、輝星学園で怪物が棲む異界《グリッチ》と戦っていく。

■ 25年8月29日 (金)

8月29日9時45分現在の国内Steam売上ランキングは、Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』が首位に返り咲いた。前日9位からランクアップ。第3弾カードパック「絶傑の継承者 / Heirs of the Omen」を追加しており、売上を伸ばした模様だ。あわせてメインストーリー「歪原火織編」と「絶傑の継承者 / Heirs of the Omen」のリリースを記念した特別なミッションの追加も行っている。

盛天ゲーム『星の翼』が前日17位から5位に順位を上げた。昨日のアップデートで、シーズンパス獲得可能なキャラ「ホモテリウム」ブリーカーとそのスキン「ブリーカー｜フィッシングマスター」と追加するとともに、新たに「ロンギヌス-ベータ」のピックアップを行った。

『Wuthering Waves(鳴潮)』が6位と前日TOP100圏外から急上昇した。オーガスタとユーノの2人が新キャラクターとして限定ガチャに登場する大型アップデートとして6「穿つ烈光、迎ふ月光」を8月28日より実施したことが奏功した模様。

モニカの「トゥルーカラーコーデ」を追加した『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』、「ウイングガンダムゼロ【EW】」と「トールギスIII」を追加した『機動戦士ガンダム バトルオペレーション２』も10位、11位に大きく順位を上げた。

このほか、新作として、本日発売した『Lost Soul Aside™』が18位にランクイン。こちらは中国・上海を拠点とするインディーデベロッパーUltizero Gamesが開発し、PlayStationがローバル展開する超スタイリッシュなアクションRPG。次元を超えた侵略者ヴォイドラックスに愛する妹の魂を奪われた主人公ケイサ―の彼女の魂を救う壮大な旅の物語や、ダイナミックかつスタイリッシュな戦闘が楽しめる。