
9月4日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前営業日比641円38銭高の4万2580円27銭でこの日の取引を終えた。米国連邦準備理事会による利下げ観測や米国でのハイテク株高の流れを受けて半導体関連を中心に買い優勢だった。
【主要指数】
・日経225: 42,580.27(+641.38)
・TOPIX: 3,080.17(+31.28)
・ドル/円: 148.19(+0.09)
・ダウ: 45,271.23(-24.58)
・ナスダック: 21,497.73(+218.10)
・SOX: 5,592.82(-12.64)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は61銘柄(64%)、下落は30銘柄(31%)、変わらずは5銘柄(5%)で、買い優勢だった。
当落ランキングを見ると、エディア<3935>が年初来高値を更新し値上がり率1位となった。日本ファルコム<3723>と『イース』『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』『風の伝説ザナドゥ』の全世界向け商品化ライセンス契約を締結したことが引き続き材料視されたようだ。『ヴァリス』シリーズで成功を収めただけに今回の人気作品の移植にも期待が集まっている。

第2位のサンリオ<8136>は3日ぶりに反発。大和証券が投資判断「2」を継続し、目標株価を7750円から8700円に引き上げたことが株価の下支えとなっているもようだ。

第3位のソニーグループ<6758>は5日ぶりに反発。前日9月3日に金融事業を営む完全子会社ソニーフィナンシャルグループ(以下「SFGI」)のパーシャル・スピンオフを10月1日付で実行すると発表したことが市場の関心を集めた。

大手ゲーム関連を見ると、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、カプコン<9697>が高く、スクエニHD<9684>、コーエーテクモHD<3635>が安い。このなかでもスクエニHDは、野村證券が目標株価を7800円から9030円に引き上げたとの観測が出ている。株価は1万円前後で推移するなど目標株価を上回っており、割高感の示唆するとの見方も。前日買われたコーエーテクモHDも利食い売りに押された。


その他ゲーム会社やディベロッパーは、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、日本一ソフト<3851>、イマジニア<4644>、エヌジェイHD<9421>が高く、トーセ<4728>、ユークス<4334>が安い。


モバイルゲーム系の銘柄は、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、DeNA<2432>、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>、モバイルファクトリー<3912>が高く、グリーHD<3632>、コロプラ<3668>が変わらず、ケイブ<3760>が安い。


アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、東映アニメ<4816>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>が高く、東宝<9602>、GENDA<9166>が安い。


■ゲーム・エンタメ関連株一覧
