【ゲームエンタメ株概況(9/26)】出遅れ感から買い優勢、反転攻勢なるか Link-Uとアルファポリスがクランチロールマンガ関連で物色【チャート掲載】

9月26日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前営業日比399円94銭安の4万5354円99銭でこの日の取引を終えた。安値引けとなった。前日の米国株式市場が下落した流れを引き継ぎ、指数寄与度の大きい半導体関連が売られた。その一方で、為替の円安や配当権利取りの動きが下支えしたという。

 

【主要指数】
・日経225: 45,354.99(-399.94)
・TOPIX: 3,187.02(+1.67)
・ドル/円: 149.86(+0.09)
・ダウ: 45,947.32(-173.96)
・ナスダック: 22,384.70(-113.16)
・SOX: 6,284.67(-12.32)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は51銘柄(53%)、下落は40銘柄(42%)、変わらずは5銘柄(5%)で、買い優勢だった。日経平均などの指数に対して出遅れ感がでていることもあり、ゲームやアニメ、ホビー関連の主力銘柄に買いが入りやすくなったようだ。調整局面から脱するかどうかが注目される。

大手ゲーム関連を見ると、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>が高く、ソニーG<6758>、コーエーテクモHD<3635>が安い。

 

その他ゲーム会社やディベロッパーは、マーベラス<7844>、イマジニア<4644>、ユークス<4334>が高く、ネクソン<3659>、日本一ソフト<3851>、トーセ<4728>、エヌジェイHD<9421>が安い。また、日本ファルコム<3723>は、利益確定の売りに押されて大幅続落となった。

 

モバイルゲーム系の銘柄は、サイバーエージェント<4751>、グリーHD<3632>、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、モバイルファクトリー<3912>が高く、MIXI<2121>、DeNA<2432>、ケイブ<3760>が安い。

 

アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、タカラトミー<7867>、東宝<9602>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、東映アニメ<4816>、エディア<3935>、フリュー<6238>が高く、サンリオ<8136>、GENDA<9166>、ブシロード<7803>が安い。

 

この日は個別材料の出た銘柄も積極的に物色された。クランチロールのマンガサービスに採用されたLink-U<4446>がストップ高まで買われたほか、クランチロールマンガに作品提供を行うアルファポリス<9467>が買われた。『アイプリ』のアラームアプリの開発を行うと発表したアクセルマーク<3624>も大幅高となった。

  

■ゲーム・エンタメ関連株一覧