【ゲームエンタメ株概況(10/10)】アクティビストファンドによる大量保有が判明のサン電子が6日続伸 シリコンスタジオとトーセは4日ぶり反落

10月10日の東京株式市場では、日経平均は反落し、前日比491.64円安の4万8088.80円で取引を終えた。4万8000円台乗せによる目先の達成感に加え、3連休控えというカレンダー的な要因もあり、利益確定の売り物が先行し、一時は下げ幅600円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業97銘柄のうち、
中で、サン電子<6736>が上げ幅を拡大して6日続伸し、1万1000円台まで買われた。サン電子は、米国のアクティビスト(物言う株主)ファンドといわれるバリューアクト・キャピタルが共同保有者と同社株189万株を取得したと判明したことが市場の関心を集めたようだ。
また、まんだらけ<2652>やオルトプラス<3672>、モブキャストHD<3664>などがしっかり。
半面、シリコンスタジオ<3907>が4日ぶりに反落した。シリコンスタジオは、9年ぶりの復配発表はポジティブな材料だったものの、第3四半期(6~8月)の業績が最終赤字となるなど利益率が低下していたことが市場の懸念材用となったもよう。
2026年8月期の業績予想を減収減益としたことが市場からネガティブに受け止められたトーセ<4728>は変わらずを挟んで4日ぶりに反落した。
決算関連では、2025年8月期の業績見通しを1億2900万円の営業赤字を計上する見込みと発表したワンダープラネット<4199>も反落した。
ほか、アルファポリス<9467>やオーバーラップHD<414A>などが売られた。

会社情報
- 会社名
- 株式会社トーセ
- 設立
- 1979年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高66億3600万円、営業利益6億8900万円、経常利益6億7700万円、最終利益2億5000万円(2025年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4728
会社情報
- 会社名
- サン電子株式会社
- 設立
- 1971年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 内海 龍輔
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 6736
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高44億1400万円、営業利益1億4300万円、経常利益1億2300万円、最終利益8700万円(2024年11月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3907
会社情報
- 会社名
- ワンダープラネット株式会社
- 設立
- 2012年9月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 常川 友樹
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高23億1600万円、営業損益1億2900万円の赤字、経常損益1億5300万円の赤字、最終損益1億3100万円の赤字(2025年8月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4199